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肢体不自由を有する生徒に対して文字入力作業の効率化を目指した授業実践

Research Project

Project/Area Number 23911024
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 特別支援教育
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

類瀬 健二  筑波大学, 附属桐が丘特別支援学校, 教諭

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2011: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords肢体不自由 / タッチスクリーン / 音声入力
Research Abstract

上肢障害を有する生徒は,通常の生徒と比較して,学校生活の様々な場面で多くの時間を要する。PCなどの情報機器を使う場合も例外ではなく,通常の機器や設定では文字入力やポインタの操作に,通常の生徒と比べて多くの時間が必要であり,そのための身体的疲労も多くなる。高等部の必修教科である情報の授業において,上肢障害により文字入力やポインタの操作が難しい生徒達にとって,通常学校の情報の授業をそのまま展開したのでは学習内容を終えることができない。そのために本研究では,文字入力に着目した。
本研究では,音声入力およびタッチスクリーンによる文字入力についてキーボードのタイピングと比較し,入力および授業での実用性について,主にVRTおよび聞き取りによって検証した。
はじめにタッチスクリーンにおいては,タッチスクリーンの入力方法および文字変換の習熟により,徐々に入力速度は向上するであろうが,入力速度に明確な差をあげることはできなかった。ただしPCの起動時間や利用の手軽さという点を活用することで,時間短縮を図ることは可能である。
次に音声入力においては,音声を発してPCに読み取らせる時間は,キーボードと比較して,あきらかに短いものとなった。ただし誤変換されることが多く,それらの修正時間を含めると,時間の差についてはあまりなくなってしまった。また全体の指導の場では,他生徒の物音なども拾ってしまい,それがノイズとなってさらなる誤変換につながることもあった。
それぞれの入力方法について,その活用方法によって時間短縮を図ることは可能であることが分かった。また音声入力については,音声入力ソフトの向上やボイスレコーダーや指向性マイクの機器の活用などによって,入力速度の向上をはかることができると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2016-04-21  

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