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工業高専における発達障害者への実験実習指導方法の研究

Research Project

Project/Area Number 23911025
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 特別支援教育
Research InstitutionTsuyama National College of Technology

Principal Investigator

神田 尚弘  津山工業高等専門学校, 教育研究支援センター, 技術専門員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2011: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords発達障害 / 実験実習
Research Abstract

工業高専では工作機械や様々な実験装置を扱う「実験実習」授業が行われているが、作業に危険を伴うものも多く、発達障害またはそれが疑われる学生に対しては適切な対応が必要である。そのために技術職員はこの「発達障害」についてある程度の知識を持ち、情報を共有する必要がある。本研究では以下のことを行った。
1.「発達障害者特別支援教育マニュアル」の作成
業務多忙の昨今、各技術職員が個別に必要な知識を得る事は困難である。そこで発達障害に関する基礎知識と、具体的事例・実験実習指導時の注意点などをまとめたマニュアルを作成した。専門家である臨床心理士の校閲済みである。本マニュアルを用いて、技術職員を対象に勉強会を開催した。
2.安全教育用ビデオの作成
発達障害者は、想像力の弱さから言葉での説明では理解が難しく、絵・画像・映像を用いることが有効とされている。そこで、旋盤やフライス盤・卓上ボール盤での作業を撮影した安全教育用ビデオを作成した。その際、画像・映像も背景に不要なものがあるとそちらに気を取られるので、パーティション等を用いてなるべく他の物が写り込まないようにした。このビデオは一般学生にも有効であり、平成24年度より安全教育に使用している。
3.情報共有システムの構築
実験実習授業の際、学生に関する情報を事前に知っておくことで、指導は格段にやりやすくなる。そこで、発達障害に限らず、作業が遅いとか不器用とかいった情報を記入する「気になる学生リスト」を作成した。個人情報を扱うため、メールやパソコンの共有ファイルは使用せず、紙に手書きとしている。居室のロッカーに保管・施錠し、技術職員全員が鍵を保有して、個人が必要な時にいつでも記入・閲覧できるようにした。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-05   Modified: 2016-04-21  

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