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ラドン濃度連続測定による低換気空間の換気特性の数的特徴化

Research Project

Project/Area Number 23915020
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 化学
Research InstitutionOkinawa Institute of Science and Technology Graduate University

Principal Investigator

森山 文基  沖縄科学技術大学院大学, 研究安全セクション, 事務職員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords環境放射線 / ラドン
Research Abstract

本研究は、ラドン濃度測定による換気特性の数的特徴化を、地下道、機械室、パイプスペースなど身近なラドン濃度が高くなりやすい環境において行うことを目的とする。ビル内における点検用の通路やパイプスペース等は通常人が立ち入らないため換気が十分に考慮されていないケースがあり、点検等で作業者が長時間滞在した場合ラドンによる被曝線量は無視できない量になりうる。特に作業者が日常的に放射線業務に従事している場合、被曝管理に影響を及ぼす可能性がある。測定及び解析を様々な低換気となりやすい場所で行い換気特性を数的特徴化することは、正確な被曝線量を算定する上で重要となる。
本研究では、沖縄科学技術大学院大学第一研究棟倉庫内にある配電盤室を測定場所として選定した。測定箇所に放射線長期測定システムと温湿度、気圧ロガーを設置し測定を行った。ラドン濃度は定期的にラドン濃度測定器による実測を行い、放射線量の規格化を行うことで求めた。測定箇所内外の温湿度、室内気圧の実測値と沖縄気象台の気圧データから測定箇所内部と外部の空気密度差変動を求め、ラドン濃度変動との相関解析を行った。
測定箇所内部と外部との空気密度差は常にマイナス(外部のほうが空気密度が高い)で、測定箇所に定常的に外部の空気が流入している状態であり、ラドン濃度は一般の職場環境の1.5倍から2倍程度であったが、空気密度差の変動とラドン濃度変動にある程度の相関が確認された。本研究により洞窟等に比べ比較的ラドン濃度が低い低換気空間においても、測定箇所の空気密度差とラドン濃度の関係から換気特性を数的特徴化できる可能性が示された。
本研究の手法をさまざまな低換気能となる場所で用いてデータを蓄積し解析を進めることにより、低換気能となる場所における被曝管理を推進することができると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-05   Modified: 2016-10-28  

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