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毛虫の強調振動を応用した同期型多点加振器の開発

Research Project

Project/Area Number 23917002
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 工学Ⅰ(機械系)
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

浅野 久志  金沢大学, 理工研究域, 技術職員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2011: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywords同期型多点加振 / 引き込み現象 / 威嚇振動
Research Abstract

・研究目的
野草の「からむし」に群れる、体長4~5cm重さ0.7g程度の毛虫「フクラスズメ」は葉を食している時に外敵を察知すると体を揺さぶり威嚇を行う。この時の振動が他の毛虫に伝播し、あたり一面の「からむし」が同期して自励振動をしているように見える。本研究では、一匹の毛虫の振動メカニズムを解明すると共に複数の毛虫の同期振動のメカニズムを分析し、小型加振器による同期型多点加振の開発に応用する事を目的とする。
・研究方法
毛虫の発生が8月下旬であり、毛虫の同期振動をビデオ(新規)撮影するため、野草の「からむしが密集する場所を確保すると共に一部を採取してプランタで育成した。毛虫を採取して「からむし」を与え、茎に加速度ピックアップ(新規)を取り付けて威嚇振動をする時の振動数を求めた。
・研究成果
撮影したビデオを分析した結果、毛虫は頭を重力方向に向け、楕円を描きながら振り子運動をして威嚇振動をすることが分かった。また、一匹の毛虫が振動することで、数匹の毛虫が同期しながら威嚇振動をする引き込み現象を確認した。この時の振動数を周波数分析器(既設)で求めた結果、7.6Hz~7.8Hzで振動していることが分かった。次に、簡単な片持ちはり系の同期振動装置を製作し、一カ所をバイブレータで加振(10Hz)することによって、異なる場所で固有振動数が約10Hzの振動系が同期して振動することを確認し、引き込み現象発生の可能性を示すことができた。今後は数カ所で同期振動を確認出来る装置を考案して製作をしたい。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2020-05-15  

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