Project/Area Number |
23919006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
石川 正士 九州工業大学, 情報工学部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2011: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | VPN / 低構築コスト / 作業効率改善 |
Research Abstract |
1.研究目的 近年のユビキタス社会においてインターネット上の任意の拠点間を接続する場合、高度なセキュリティ機能の確保や情報漏洩の防止は不可欠であり、その手段としてVPN(Virtual Private Network)が多くの場面で導入されている。しかし、VPN構築時のセットアップ作業は繁雑であり、また高価な専用装置・ソフトウェアを必要とされている。そこで、本研究ではこれらの問題の解決に向けてVPNシステムを導入する際、VPN装置の構築時費用を抑える機器構成やユーザが容易に設定作業を行う事が可能なシステムモデルの検討と確立を目的とする。その中でVPNシステム導入の際の構築コスト削減と設定の容易化、また作業効率の改善を目的とした新たなVPN導入システムモデルの検討と確立を目指した。 2.研究方法 複数の遠隔地(各拠点)に、小型省電力サーバ機(OpenBlockS600)を使用して構築したVPN装置(VPNServer機,VPNBridge機,VPNClient機)を設置し、様々なVPNソフトウェア・VPN構成のパターンを組合せ最も有効なシステムの比較検証を行った。また、その中で発生した問題点を整理・観察し、管理者側・利用者側のそれぞれの立場・環境に沿ったサービスを捷供するシステムの構築と検証を行った。 3.研究成果 本研究では、次のような成果、課題が得られた。 (1)システム環境によって、利用するVPN装置・ソフトウェア、またVPN構成を管理者側が選定し組合せ検討する事で、低コストでの構築・導入が可能である事が分かった。 (2)利用者側へは、VPNClient用のインストーラキットと手順等をWEBサーバ等で提供する事によって、簡易的にVPNサービスを開始する事が可能であった。 (3)将来的にVPN導入を検討する際の導入システムモデルの一例としての活用が期待されると考える。
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