Project/Area Number |
23919009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Matsue National College of Technology |
Principal Investigator |
川見 昌春 松江工業高等専門学校, 実践教育支援センター, 技術専門員
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2011: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 組み込み / Android / 実験実習 |
Research Abstract |
1.研究目的 スマートフォンやタブレットに代表される携帯情報端末の進歩には驚くべきものがあるが、これらの機能を支え根幹をなす技術の一つにAndroidプラットフォームがある。Androidはオープンソースとして公開されているため、採用するメーカー、製品も増加の一途であり、さらに携帯情報端末以外の組み込み機器分野においても利用が検討・実用化されている状況である。よって情報系学科の学生実験においてもネットワークを絡めた組込み制御の実践的知識・技術の習得は必須であり、Androidはこれら実験環境の構築にも最適であると考える。本研究ではAndroidプラットフォームをベースにしてハードウェア・ソフトウェア・ネットワークの3要素を一体的に学習可能な組込み機器学習実験テーマの考案と教材試作を目的とする。 2.研究方法 実験テーマはAndroidからの組込みデバイス制御を主とする演習と位置づけた。そしてマイコンボード上でAndroidを動作させ、さらにLEDやスイッチ等のデバイスをアプリケーションから制御できるまでの一連の手順を演習によって体得することにより、Androidによる組込み制御を体験的に学習できる実験として構築した。また考案した実験テーマを実現させるため、複数のマイコンボードによる比較・検証、演習テキストを作成した。 3.研究成果 具体的な演習内容として、以下のような手順と構成により3時間×3週の実験時間に収まるよう配慮した。 (1)Ubuntu Linuxのインストールと設定 (2)Androidポーティング環境のインストールと設定 (3)マイコンボードへのAndroidポーティング (4)デバイス制御(GPIOの直接制御およびAndroid Open Accessory利用のUSB経由による制御) なお、実験時間内に演習を終了させるため、アプリケーションの作成は動作確認用に最小限度の内容とした。最終的にこれらの演習内容を盛りこんだ実験テキストを作成し、Androidを用いた組込み機器学習実験テーマとして構築した。
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