加速度センサおよびBluetoothを搭載した小型電子ペンの作成
Project/Area Number |
23919016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Toba National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
中井 一文 鳥羽商船高等専門学校, テクノセンター, 技術職員
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 電子ペン / 筆記形状復元 / 加速度センサ |
Research Abstract |
教育現場では電子デバイスを利用した教育方法が検討・実践されてきている.特に電子ペンの利用は,挙手を検知したりノートへの筆記内容を黒板に投影したりすることで,教師と生徒のやりとりを活性化できる可能性がある.しかし,実用化されている電子ペンは専用の装置を必要とし,一般的な授業形態を大幅に変更せざるを得ない, 本研究は,小型のアダプタをペンに取り付けることで一般的なシャープペンシルを電子ペンに変えることを目的とする.これにより,利用者は通常どおりの授業形式で容易に自身の意見を発信できるようになる. 電子ペンの作成は以下の通り行った.まず,文字などの筆記情報を計測するためペン先に加速度センサを付け,得られた加速度データは制御マイコンと無線モジュールを通してコンピュータへリアルタイムに送信できるようにした.これらセンサー式はアダプタとして作成し,どのようなペンにでも取り付けができるようにした.筆記軌跡を復元する原理は,加速度データを2階積分することによる位置情報の取得である.しかし,単に積分を行うだけでは累積誤差が発生してしまうため,フィルタリングや補正を行うことで累積誤差を低減した. 平成23年度の研究成果として,加速度センサを搭載したアダプタを試作し,筆記形状を復元する基礎技術の構築ができた.現在のところ基礎的な図形形状が復元できることを確認し,成果を外部の研究会で発表した.また,高精度に筆記文字の復元を行うためにはペンの傾きの補正などの処理系が必要になることが分かってきた,
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)