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都市圏(大阪府摂津市)で自生する土壌藻類の調査

Research Project

Project/Area Number 23923001
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物学Ⅰ(植物)
Research Institution大阪薫英女学院高等学校

Principal Investigator

大西 岳人  大阪薫英女学院高等学校, 教員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords藻類
Research Abstract

研究目的:都市における様々な環境要因が土壌藻類の生育にどのように影響を与えるのかを知るために、大阪都心から10km内で工場の多い大阪府摂津市における土壌藻類の分布を調査
研究方法:
(1)調査地区における藻類の種の同定
まずは調査区域に生息する藻類を同定する。土壌藻類研究の専門家である、島根大学教育学部の大谷修治先生の下で、藻類の培養技術と同定技術を夏に教授願う。必要に応じて大谷先生に現物の藻類の同定も依頼する。
(2)調査の基準となるような指標種の選択と培養条件の決定
調査区域に普遍的に観察され、且つ培養が容易な種を複数種類、指標種として決定する。また、それらの種の最適培養条件を確立する。ここまでが2011年度の目標である。
研究成果:近隣の土壌、建造物表面に付着し、比較的に広範囲に普遍的に生息しているいくつかの藻類の同定を試みた。その結果、特徴的な構造を持つ、いくつかの藻類は科名まで同定し、ある藻類についてはNostoc communeと同定できた。更に、これらの培養を試みた結果、Nostoc communeの培養に成功した。しかし、培養に時間がかかり過ぎるために、このままでは調査指標種として使用する事が難しいことがわかった。
以上のことから、現在のところNostoc communeが最も調査の指標種に適しているとわかった。しかし、調査のための簡便で迅速な培養条件が確立していないので、今後研究を進める必要がある。また、Nostoc commune以外の調査に適した藻類の検討も引き続き行う必要がある。
また今年度調査を行う中で、生徒がこれまで身近にありながら知らなかった藻類、そして高度な機器を使用した実践的な培養に興味を示してきた。このことは当研究が単なる調査というだけでなく、十分な教育的効果を示したと考えられる。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2020-05-15  

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