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冬期湛水有機栽培水田において代かき回数が雑草発生に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 23925008
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

宇野 亨  東北大学, 大学院・農学研究科, 技術一般職員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords冬期湛水 / 雑草 / 代かき
Research Abstract

【研究目的・方法】
渡り鳥の越冬地の減少対策として注目される冬期湛水有機栽培水田では、雑草抑制が課題となっている。本試験では代かきの除草効果に着目し、代かき回数と雑草発生の関係を、冬期湛水有機栽培水田において明らかにすることを目的とした。コナギを優占種とする冬期湛水有機栽培転換4年目の水田1筆内に、代かき回数を異にする3処理区[2/4/6回]を3反復で設け、水稲品種ひとめぼれを栽培した。複数回代かき処理前後の土壌を採取し、発芽法により埋土雑草種子量を調べた。また、本田における雑草の発生数・乾物重、水稲の生育・収量について調査を行った。
【研究成果】
埋土雑草種子量は、コナギなど複数種で代かき処理後に増加する傾向がみられた。これは代かき処理後の土壌試料に含まれる米ぬか資材の影響で、発芽が促進されたためと考えられた。代かき処理前の土壌試料にも、同様に米ぬかを加えた条件で再試験を行った結果、殆どの雑草で代かき処理後に埋土雑草種子量が減少する傾向がみられた。代かき回数と埋土雑草種子量の関係は雑草種により異なり、コナギやイヌホタルイでは回数を増やすほど減少する傾向がみられた。
本田の雑草発生は、機械除草を一律に行った影響もあり少なかった。収穫期に認められた雑草はコナギ、オモダカ、クログワイが主であった。コナギは発生期間が長いこと、オモダカとクログワイは地下塊茎より発生することから、それぞれ機械除草を回避した個体が残ったものと考えられた。
本田の水稲は茎数と収量に有意な正の相関関係があり、代かき回数を増やすほど増加する傾向が認められた。前述した雑草の発生量は、いずれも水稲生育に影響する程ではないと考えられることから、多数回の代かきには雑草発生を抑える以外に、水稲生育を向上させる効果のあることが示唆された。水稲生育を向上させる作用としては、土壌撹拌による有機物分解(窒素無機化)の促進等が考えられた。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 冬期湛水有機栽培水田において代かき回数が雑草発生に及ぼす影響2012

    • Author(s)
      宇野亨
    • Organizer
      東北大学大学院農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター平成24年度研究発表会
    • Place of Presentation
      東北大学(大崎市)
    • Year and Date
      2012-04-19
    • Related Report
      2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2016-04-21  

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