Project/Area Number |
23925022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
農学・水産学
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Research Institution | 大阪府 |
Principal Investigator |
那須 義次 大阪府, 農政室・推進課・病害虫防除グループ, 主査/技術系職員
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 鳥類の巣 / 家屋内害虫 / 昆虫相 |
Research Abstract |
市街地で繁殖するスズメ、ツバメ、コシアカツバメおよびシジュウカラの巣を調査した。スズメの巣は秋田県の3巣、茨城県の3巣および東京都の3巣を、ツバメは大阪府の7巣を、コシアカツバメは京都府の9巣を、シジュウカラは兵庫県の2巣箱と愛知県の1巣箱を調査できた。スズメの巣からは、多数のイガ、コメノシマメイガ、ヒメカツオブシムシおよびシロオビカツオブシを確認した。ツバメの巣からは、多数のイガとナガノミ類の1種を、コシアカツバメの巣からは多数のイガ、ウスグロイガ、コメノシマメイガおよびナガノミ類の1種を確認した。シジュウカラの巣からはフタモンヒロズコガとウスグロイガを確認した。コシアカツバメの巣からのウスグロイガとコメノシマメイガ、シジュウカラからのフタモンヒロズコガの記録は初めてである。 市街地の鳥類の巣には、多数の衣類や食品を加害する家屋害虫が生息繁殖していることが確認され、鳥類の巣はこれら害虫の野外における重要な発生源であり、巣と家屋内の間の害虫の移動が推察された。
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