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癌化学療法における新規制吐薬の有用性評価と制吐薬使用法の適正化

Research Project

Project/Area Number 23929013
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅳ
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

成田 麻里子  弘前大学, 医学部附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2011: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords制吐 / アプレピタント / 外来化学療法
Research Abstract

2009年12月に発売開始となった新規制吐薬アプレピタントは、従来の制吐薬では効果不十分とされていた化学療法24時間以降に発現する悪心・嘔吐に対して、優れた有効性を発揮するとされている。しかしながら、臨床の現場では、アプレピタントを使用した患者においても、急性および遅発性の悪心・嘔吐を抑えることができなかった症例が散見される。このことは、化学療法施行患者にアプレピタントを漫然と使用するのでなく、効果を発揮する可能性の高い患者に適切かつ的確に使用することの重要性を示唆している。本研究では、アプレピタント使用患者に対するアンケートを通じてその有用性を評価し、その結果を基に、既存制吐薬の使用を含めた、より適正な制吐薬使用法を構築することを目的とした。当院外来化学療法室を利用し、アプレピタントを使用した、高度催吐性レジメン施行患者9名、中等度催吐性レジメン施行患者7名を対象として、アンケート調査ならびに処方解析を行った。評価項目は、化学療法後24時間以内(急性)及び24時間以降(遅発性)の嘔吐の回数、悪心の辛さとした。調査の結果、高度催吐性レジメン施行患者では、初回からのアプレピタントの使用が有用であることが示された。一方、中等度催吐レジメン施行患者では、一律にアプレピタントを使用するのではなく、患者の状態に応じて使用の適否を判断することが望ましいと考えられた。また、アプレピタントを使用したにもかかわらず、悪心が発現した患者は、その殆どが経口5-HT_3受容体拮抗薬を投与されていなかったことが明らかとなった。アプレピタントを適正に使用する上では、効果不十分な場合に速やかに経口5-HT_3受容体拮抗薬の使用を検討することが重要であると考えられた。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 外来化学療法の現状と課題2011

    • Author(s)
      照井一史
    • Organizer
      小野薬品研修会
    • Place of Presentation
      青森県弘前市
    • Year and Date
      2011-04-27
    • Related Report
      2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2020-05-15  

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