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着装行動の意識と季節感への関心度に関する女子大学生と母親の比較

Research Project

Project/Area Number 23935007
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生活科学
Research InstitutionKyoritsu Women's University

Principal Investigator

金井 光代  

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2011: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywordsアンケート調査 / 季節感 / 着装行動
Research Abstract

1.目的
四季のある日本では、古来より季節に応じて衣服を変える衣がえの習慣により、快適な衣生活を営んできたと言われている。しかし最近は、特に若い女性の間で季節に捉われない着装行動を行う者を見かける。本研究では、彼女らの着装行動と季節感意識の特徴を明らかにすると共に、学生と母親の意識の世代間比較を行う。
2.方法
託送調査法によるアンケート調査を実施した。対象は、関東に在住の女子大学生、短大生、大学院生255名、年齢は18~25歳。女子大学生の母親182名、年齢は43~60歳である。
3.成果
(1)季節と衣服に対する考え方・行動の質問(50項目)結果より、学生、母親共に、季節に合うと感じる服装を好意的に感じている傾向が見られた。また、21項目で平均値に有意差が認められ、学生が母親と比べておしゃれのために季節を先取りする着装行動を行う傾向が認められた。
(2)年中行事の実施状況の質問(49項目)結果より、日本の伝統的な行事を中心に29項目で母親の実施率が有意に高く、戦後欧米から導入された行事を中心に6項目で学生の実施率が有意に高い傾向が認められた。
(3)よく読むファッション雑誌があるとの回答は学生68.2%、母親21.2%であり、学生の方がファッションへの関心が高いことがわかった。
(4)季節への関心は学生、母親共に高いが、母親は自然物で季節変化を感じる人が多いが、学生はアパレルショップの店頭や雑誌の特集などで感じると回答した人が多い傾向がみられた。
総合して検討すると、学生世代の服装は、一見季節感に捉われない着装行動に見えるが、実は着装行動の中でも季節感を重要な要素と考えていて、季節を先取りする着装行動に代表される従来とは異なる季節感意識を持つと考えられる。今後さらに研究を進め、これらを解明する。
また、着装行動における季節感意識は、ファッションへの関心と、季節への関心と関わりが深くこの3つを総合的に検討する必要があることがわかった。
現在、投稿に向けて論文を執筆中であり、今後、学会での研究発表も予定している。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2016-04-21  

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