女性映画祭に関する国際的研究―フェミニスト映画文化の創造
Project/Area Number |
23K00248
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01070:Theory of art practice-related
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
菅野 優香 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (30623756)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | フェミニズム / クィア / LGBT / 映画祭 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、 近代フェミニズム運動を牽引した国々の女性映画祭を通して、映画とフェミニズムの根源的な関係を歴史的かつ理論的な視座から解明しようとするものである。次いで、東アジアを対象に、現代の女性映画祭の意義についてトランスナショナルな協働と連帯のネットワークという視点から考察する。歴史、理論、地域性の視点から女性映画祭の総合的研究を行い、トランスナショナルなフェミニスト映画文化の可能性を探る。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、映画上映をめぐってフェミニストたちがどのようなかたちで対抗的文化公共圏を構築してきたかを理論的に考察し、とりわけ女性映画祭におけるトランスジェンダーの位置付けなををめぐって映画上映のオーガナイザーや研究者たちと連携しながら研究をすすめた。具体的には、クィア・女性映画祭で上映されてきた『あの夏のアダム』(リース・アーンスト監督)の上映および監督とのディスカッションやシュー・リー・チェン監督の新作『U.K.I』(2023)の上映と監督によるレクチャー、ディスカッション、QUEER VISIONS 2023における『ダイク!シネマ!アクション!』(キャロライン・バーラー監督)の上映と女性映画祭におけるレズビアン映画の意義などに関する議論などを行った。 本研究は、1970年から現在までの50年間にわたる女性映画祭の連続性と変容を問うと同時に、映画祭を通じた女性のトランスナショナルな協働と連帯のネットワークについて精査するものであり、女性映画祭の歴史をたどると同時に、その役割について理論的な分析を行い、そのトランスナショナルなネットワークについて考察しようとするものである。本年度は、とりわけfilmmaker、上映企画者、プログラマーの視点からみた映画祭の意義や役割について実践的な側面から解明が進んだように思う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初期映画とフェミニズム運動に関する資料、アーカイブ調査の実施が遅れている。渡航費および現地宿泊費の高騰などから、とりわけヨーロッパでの調査が遅れており、これについては今年度以降、実施を急ぎたいが、本年度はアジア(韓国、台湾)での調査があるため、それ以降になる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は、女性映画祭を通して、フェミニスト運動と映画との関係を歴史的かつ理論的に考察し、フェミニストたちがどのように「トランスナショナルな女性映画文化」を構築していくプロセスを検証することを目的としている。filmmaker、上映活動の実践者(オーガナイザーやプログラマー)、観客を含め、そうした文化が形成されていく具体的な諸側面を重視し、現地での映画祭などに足を運び調査をしながら研究をすすめていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)