Project/Area Number |
23K00504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
秋山 英治 愛媛大学, 法文学部, 教授 (40636148)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | アクセント辞典 / 日本大辞書 / 定量的分析 / データベース |
Outline of Research at the Start |
『日本大辞書』刊行以降の明治期から昭和戦前期(1926年~1945年)にかけて刊行された、7冊のアクセント辞典類について、各辞典に掲載されているすべての語が通覧・対照できるデータベースを構築し、各辞典の特徴を解明する。さらに、アクセントを示すために刊行された辞典と、国語辞典として刊行されアクセントが付された辞典を比較することで、アクセントを示すために刊行された辞典と国語辞典との違いを解明する。豊富なデータに基づく統計的手法を用いた定量的な分析により、これまで十分に解明されているわけではない明治期から昭和戦前期にかけての東京語のアクセントの実態を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
明治期から昭和戦前期(1926年~1945年)に刊行された7冊のアクセント辞典類について、各辞典に掲載されているすべての語が通覧・対照できるデータベース「明治期から昭和戦前期刊行のアクセント辞典類データベース」の構築に取り組んだ。 令和5年度は、東京語のアクセントをはじめて記載した辞典の、山田美妙『日本大辞典』(明治25(1982)年から明治26(1893)年)のデータベース化に着手した。現在、データベース化を進めている途中であることから、データベース化できた語について語頭音、語種、拍数に関する考察を行った。 日本語の語彙については、ア行のように語数の多い行とラ行のように語数の少ない行があることが知られているが、『日本大辞書』においても、同様の傾向があることが確認された。ア行のなかでも「ア」ではじまる語だけで、『日本大辞書』の掲載語数全体の5%近くを占めるのに対して、ラ行全体で掲載語数の1%程度に留まり、行による差があることが明らかになった。 語種としては、全体的な特徴として、掲載語に外来語が少ない(たとえば、ア行の「ア」で始まる語が2500語あまりあるが、そのうち外来語は2語のみである)ことが明らかになった。 日本語の語彙の拍数として、4拍語が多いことが知られているが、『日本大辞書』においても同様の傾向があることが明らかになった。また、「ア」で始まる語で最も拍数の多いのが7拍語で、10拍語を超える語は確認されなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データベース化にあたって、学生アルバイトを任用したが、収録語数に対する任用時間数が少なかったことから、データベース化が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
データ入力における学生アルイバイトの任用時間数を増やし、データベース化の進捗状況を進めていく。
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