年少者の社会言語能力及び談話能力の発達過程の解明―年少者会話の分析
Project/Area Number |
23K00562
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02070:Japanese linguistics-related
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
大塚 容子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (10257545)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇佐美 まゆみ 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90255894)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 社会言語能力 / 談話能力 / 年少者 / 会話分析 |
Outline of Research at the Start |
2019~2020年にかけて収録した年少者会話を談話研究の手法を使って、調査・分析し、年少者の人間関係の構築・維持に深く関わる交流会話の発達と、それを支える社会言語能力及び談話能力の発達過程を学年の違いを見ることによって分析する。そして、児童の会話の特徴を量的、質的に調査・分析し、その特徴を明らかにすると共に、成人の会話との比較を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
年少者の社会言語能力及び談話能力の発達過程は未だ明らかにされていない。本研究の目的は、交流会話(雑談)を行うために必要な、社会言語能力及び談話能力がどのように発達するのか、交流会話が何歳ぐらいからできるようになるのかを明らかにすることである。 この目的を達成するために、本年度は2018~2019年度に収録した小学校1年生から6年生までの24会話の整理を行った。会話は3つのパートから成っている。パート1は成人が質問を投げかけることによって児童の発話を促し、質問に対する応答能力を調査する。パート2ではパート1での発話をベースに児童同士が雑談ができるのか否か、雑談の発達過程を調査する。パート3では成人が児童にタスクを与え、それに対する応答及び児童同士の発話により、認知能力と言語能力の関係を調査する。 パートごとに収録会話を整理し、学年別、男女別に調査・分析を行った。パート1では学年が上がるにつれて、詳細な情報提供が行えるようになっていることが明らかになったが、グループによって、また成人の働きかけによってグループ間に差があることがわかった。パート2はパート1での会話の盛り上がりの影響を受けて、児童同士の会話がスムーズに行えたグループとなかなか会話の弾まないグループがあった。パート3は認知能力と言語能力の関係を調査するための会話であるため、学年が上がるにつれて論理関係の明瞭な応答ができるようになっていることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
すでに収録した会話の整理・調査・分析に時間がかかり、どのような観点で新たなデータを収録するか決定することができなかったため、新たなデータの収録ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに収録した24会話を詳細に分析することにより、年少者の社会言語能力及び談話能力の発達の解明ができる可能性が見えてきた。そのため、新たなデータをどのような観点から収録するのかについて再度検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)