留学生を活用した理工学系高年次生への英語アカデミックライティング指導研究
Project/Area Number |
23K00772
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大年 順子 岡山大学, 教育推進機構, 教授 (10411266)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇塚 万里子 岡山大学, 教育推進機構, 教授 (40601381)
フジシマ ナオミ 岡山大学, 教育推進機構, 教授 (90437567)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | アカデミックライティング / 学術英語 / ティーチングアシスタント / オンライン授業 / 理工系学部生 / AI-powered writing tools |
Outline of Research at the Start |
高年次生向けの学術英語教育は,一般教養のアカデミックライティング指導とは異なり,move analysisなど,各分野の論文執筆を意識した論理展開と語彙および構文構築力の指導が必要である。このような言語的知識を,理工系の留学生に論文内容面での理解補助を得ながら,指導と教材作成の両面から研究していく。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は「研究実施計画」に記載した通り,米国のジョージア州立大学のApplied Linguistics and ESLに客員研究員としてDr. Diane Belcherのガイダンスを受けた。滞在中,Dr.Belcherが教授した大学院授業「Introduction to Intercultural Communication」および「Reading-Writing Relations」を聴講する機会を得て,当該研究課題に対する知見および資料を得ることができた。 今後の研究の中でもっとも重要な学びは,AI-Powered toolsの効果的な使用法の検証である。ジョージア州立大学のESP/EAP授業においても,GenAIと人間講師の共存を前提としてアカデミックライティング指導研究が模索されており,報告者が参加したGenAIのワークショップでも,最新の教育GenAIの使用事例を学ぶことができた。 さらに,帰国後の2024年3月には,分担者の宇塚万里子とともに,韓国の陸軍士官学校,西江大学,およびStony Brook University等を訪問をし,当該研究について意見交換を行った。陸軍士官学校のようなEnglish for Occupational Purpose を掲げる機関では,GenAIに使用は積極的であるのに対し,Stony Brook UniversityのWriting Centerでは,人間講師やTAによるコミュニケーションを基調とした指導を重視していることが分かった。 このように様々な機関の中に身を置いて当該研究を吟味することで,GenAIを取り入れた指導とTA独特の人間性の価値観に比重を置いた指導法など,研究の視点をより広げることに繋がった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究計画書」に記載した通り,ジョージア州立大学でDr.Belcherの授業を聴講し知見を得ることができ,またソウルの主要大学を訪問し担当教授との意見交換を通して,アカデミックライティング指導の多様なアプローチを学ぶことができた。したがって,本課題は「おおむね順調に進展している」と判断できる。
|
Strategy for Future Research Activity |
ジョージア州立大学等で得た知見やデータをもとに,採用した留学生にteacher training を行う。Teacher training には,高次年生を募ってチュートリアルの形式でのライティング指導など,実地訓練も行う。その後,オンライン授業のための教材や活動の開発を行う。また,AI-powered tools を適切に使用するためのガイドラインも作成する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)