Project/Area Number |
23K00834
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
徳竹 剛 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (80625658)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 地方政治史 / 日本近代史 / 政治史 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、明治中後期の地方政治史研究を深化させることを目的に、地方議会である福島県会について資料調査を実施し、調査報告書を作成しようとするものである。そのために、福島県立図書館や福島県議会図書室、福島県歴史資料館等で調査を実施し、新聞記事データベースの作成や県会における主要論点と議事録の対応関係の整理、県庁文書の調査を行う。また、『福島県会誌』という資料集の構造把握を試み、その成果を発表する。これらによって福島県政治史および明治中後期の地方政治史の研究に資することを目指すものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、明治中後期の地方政治史研究を深化させることを目的に、地方議会である福島県会について資料調査を実施し、調査報告書を作成しようとするものである。 かつて福島県は、自由民権期の地方政治史研究を牽引する存在であった。しかしその後、研究状況は変化し、現在では明治期全体を視野に収めた研究が求められている。ところ、福島県政史研究は明治前半期に大きく偏っており、明治中後期の研究蓄積は極めて薄い。加えて、福島県には、他県には存在する地方議会の通史がないため、福島県政史に着手する上でのハードルが高い。また福島県政史の全体像が未解明であるため、明らかにできた歴史的事実を地方政治史全体の中に位置づけることにも困難がともなう。本研究では福島県を対象とする地方政治史研究の手引きとなるような調査報告書を作成し、地方政治史研究を活性化させたい。 そのために、福島県立図書館や福島県議会図書室、福島県歴史資料館等で調査を実施し、新聞記事データベースの作成や県会における主要論点と議事録の対応関係の整理、県庁文書の調査を行う。また、『福島県会誌』という資料集の構造把握を試み、その成果を発表する。これらによって福島県政治史および明治中後期の地方政治史の研究に資することを目指すものである。 研究期間1年目であった令和5年度は、『福島県会誌』という資料集の構造把握を行った。また、すでに着手済みであった明治22年、23年に加え、24年、25年に開催された福島県会について調査を実施し、県会の開催日程、県会議員一覧、議案議事一覧、県会での主要論点、新聞記事一覧、参考資料一覧を作成した。これらは3年目に作成を予定している調査報告書において成果を公開する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画において、1年目は『福島県会誌』という資料集の検討と、明治22年、23年、24年、25年の福島県会について地方新聞・県会議事速記録・県庁文書等の調査を実施するということとなっているが、いずれについても検討・調査を実施することができた。研究はおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間2年目である令和6年度は、『福島県会誌』の検討を終えて所属組織の研究紀要等に発表するとともに、明治26年、27年の福島県会について調査を実施する予定となっている。令和5年度における『福島県会誌』の検討の結果、検討成果の発表媒体として、研究紀要等よりも令和7年度に予定している調査報告書の方が適していると判断したため、発表の場は変更することになるが、その他については順調に進んでおり、当初計画のまま研究を推進できると考えている。
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