Theoretical study on social identity and economic development
Project/Area Number |
23K01308
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07010:Economic theory-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
遊喜 一洋 京都大学, 経済学研究科, 准教授 (70362572)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 社会的アイデンティティ / 経済発展 / 再分配政策 / 文化 |
Outline of Research at the Start |
社会的アイデンティティ、すなわち人々が民族や国などの特定の集団に対して持つ帰属意識、が経済活動に重要な影響を及ぼすことが様々な研究で明らかになっている。本研究は、 社会的アイデンティティの観点から(a)所得再分配政策(税収を人々に分配し、所得不平等の軽減を行う政策)と経済発展(人々の教育水準や所得水準の向上)の関係、そして(b)(言語や価値観を含む)広義の文化と経済発展の関係について、理論的に考究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
社会的アイデンティティの観点から所得再分配政策と経済発展の関係を理論的に分析した論文(Yuki, Kazuhiro "Social Identity, Redistribution, and Development," mimeo.)を執筆し、査読付き国際学会(2023 Asian Meeting of the Econometric Society in East and Southeast Asia)で報告した。先行研究との大きな違いは、人的資本投資により経済的階級の人口構成が時間的に変化していく動学モデルを用いて、アイデンティティ、再分配政策、人的資本投資、経済発展の間の関係を分析している点にある。 また、同じく社会的アイデンティティの観点から所得再分配政策、文化の変容、経済発展の間の関係についての理論分析を進め、草稿をまとめた(Yuki, Kazuhiro "Cultural Difference, Social Identity, and Redistribution," mimeo.)。上記論文との大きな違いは、多数派民族と少数派民族の間の所得再分配を扱っていること、内生的に決定される文化が個人の属性の一つとなっていること、そして文化の変容とアイデンティティ及び再分配政策が相互作用する点にある。そして、人的資本蓄積による経済的階級の人口構成や民族間の所得格差の時間的変化だけでなく、各民族の文化の変容についても分析している。 さらに、広義の文化の一つである言語について、多言語社会におけるバイリンガル教育のスキルと所得への影響を理論的に分析した研究("Language education and economic outcomes in a bilingual society")を国際的査読誌に投稿し、改訂要求があったため、修正の上再投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書で挙げた二つの研究テーマのいずれについても順調に研究を進めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
社会的アイデンティティの観点から所得再分配政策と経済発展の関係を理論的に分析した論文("Social Identity, Redistribution, and Development")は2024年度の早い時期に査読付き国際誌に投稿する。 社会的アイデンティティの観点から所得再分配政策、広義の文化の変容、経済発展の関係を理論的に分析した論文("Cultural Difference, Social Identity, and Redistribution" )は2024年度に査読付き国際学会で発表し、修正を重ねる。 さらに、文化変容と経済発展との関係については別の角度からも研究を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)