Project/Area Number |
23K01370
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
青木 恵子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (10546732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤井 研樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20583214)
工藤 隆則 摂南大学, 理工学部, 講師 (80736695)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | バイオマスエネルギー / 福祉型バイオマスタウン / 経済実験 / フィールド実験 / 食農福エネルギー経済循環システム / 農福連携 / 木質バイオマス暖房 / SDGs |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は福祉型バイオマスタウンのための食農福エネルギー経済循環システムを設計する。このために、本研究では農業での利用が期待される木質バイオマスに着目し、農業労働人口の補填として地域の障碍者を登用する農福連携をバイオマスタウン構想に組込み、(1)不確実性下での農家の木質バイオマス利用と障碍者雇用を動学的に検証し、(2)現実の生産における障碍者の労働満足度と生産性を調査し、(3)消費者の農福連携木質バイオマス農産物の価値を計測し、これらを統合し、(4)福祉型バイオマスタウンに必要な食農福エネルギー経済循環システムを提言する。
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Outline of Annual Research Achievements |
R5年度(1年目)は、問1)不確実性下での農家の木質バイオマス利用努力と障碍者雇用の理論検証において、農家の生産関数を構築する。そのために、構成変数であるエネルギー使用量(重油・木質バイオマス)・労働(農家・障碍者)・設備投資量(重油暖房・木質バイオマス暖房)のデータ等を調べて、現実に近い生産関数を精査した。これまで、労働一人当たりを、1日平均8時間×月20日(繁忙期と農閑期との平準化として一般的な労働日数を基準とする)×12か月として計算した。ただし、障碍者の労働時間の算出は作業内容によりばらつきがあるため、この平準化を調整中である。エネルギー使用量と設備投資量もデータを入力を終えて、理論構築のために精査中である。問2)障碍者の労働満足度と生産性の調査において、就労継続支援事業所と障碍者の満足度を測る方法を検討した。この測定のために必要な機材等を来年度に発注して導入を進める予定である。問3)消費者の農福連携による木質バイオマス利用の農産物の価値評価において、トマトを用いた実験計画を作成した。実際の実施は、試食を踏まえるため倫理審査委員会の承認を得た上で進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
R5年度(1年目)は、問1)不確実性下での農家の木質バイオマス利用努力と障碍者雇用の理論検証において、農家の生産関数を構築する。そのために、構成変数であるエネルギー使用量(重油・木質バイオマス)・労働(農家・障碍者)・設備投資量(重油暖房・木質バイオマス暖房)のデータ等を調べて、現実に近い生産関数を精査した。これまで、労働一人当たりを、1日平均8時間×月20日(繁忙期と農閑期との平準化として一般的な労働日数を基準とする)×12か月として計算した。ただし、障碍者の労働時間の算出は作業内容によりばらつきがあるため、この平準化を調整中である。エネルギー使用量と設備投資量もデータを入力を終えて、理論構築のために精査中である。問2)障碍者の労働満足度と生産性の調査において、就労継続支援事業所と障碍者の満足度を測る方法を検討した。この測定のために必要な機材等を来年度に発注して導入を進める予定である。問3)消費者の農福連携による木質バイオマス利用の農産物の価値評価において、トマトを用いた実験計画を作成した。実際の実施は、試食を踏まえるため倫理審査委員会の承認を得た上で進める予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
R6年度(2年目)は、問1)不確実性下での農家の木質バイオマス利用努力と障碍者雇用の理論検証において、農家の生産関数を構築するために、引き続き必要な変数の確定を行う。問2)障碍者の労働満足度と生産性の調査において、就労継続支援事業所と障碍者の満足度を測る方法として必要な機材等の導入を進める予定である。問3)消費者の農福連携による木質バイオマス利用の農産物の価値評価において、トマトを用いた実験計画では試食を踏まえるため倫理審査委員会に申請し、実施を進める。
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