Project/Area Number |
23K01383
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
森 悠子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (10748198)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 抗議活動 / プロテストr / インド |
Outline of Research at the Start |
本研究は、民族・宗教・カースト・性別に基づく差別や貧富の格差が著しく、権威主義化が懸念される民主主義国家インドを分析対象として、①さまざまな種類の差別や貧富の格差といった国内の対立要因が混在する中で抗議行動は社会的弱者が政府に政策を訴える手段として有効であるか、②抗議行動は女性やマイノリティーといった社会的弱者も含めて広範な人々にとって利用可能な政治手段なのかについて研究することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は世界における抗議活動の変遷やインドにおける抗議活動について先行研究や下調べを行い、現地調査やデータ整理など来年度以降の分析に必要な準備を行うことができた。具体的には、次の2つの研究に着手し、その準備を行った。 第一のものは、インドのパンジャーブ州を中心に起きた農村の抗議活動に関する研究である。2023年度は8月および3月にチャンディーガルの研究協力者のもとを訪れ、事前調査を行った。具体的には、8月には研究者を中心にインタビューを行い、現地でのネットワークの構築に努めた。3月は活動家およびパンジャーブ州における農村での質問紙を用いた聞き取り調査を行った。およそ40世帯の調査を行い、農村部における抗議活動の参加に関して詳細な状況を把握した。 第二のものは、農村における道路の舗装状況と市民の抗議活動への参加状況の関係を調べる研究である。本研究は市民の抗議活動の詳細に関しては、Armed Conflict Location & Event Data Projectが作成したデータを用いることとした。道路の舗装状況については、2001年にインド政府が行った農村部における道路舗装プロジェクトに着目して研究を行うこととした。道路の舗装状況については政府のウェブサイトで公開されるものを用いる。2023年度はインドにおける研究協力者とともに道路データの整備を行い、おおむね完成している状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
準備のためのフィールドワークを実施し、必要なデータの整備を進めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は9月前後にパンジャーブ州で訪問面接調査を行い、抗議活動の参加のメカニズムや効果について検証を行う。また、道路の舗装状況と抗議活動に関する統計分析を進める。
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