Sociological Research on Algorithmic Decision Making
Project/Area Number |
23K01732
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
赤堀 三郎 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (30408455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 進之介 立教大学, 文学部, 特任准教授 (40590708)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | アルゴリズム / 意思決定 / AI / データ駆動 / ビッグデータ革命 / データ駆動社会 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、社会学の立場から(1)計算技術が意思決定にもたらす影響、および(2)意思決定のあり方の変容がもたらす帰結を、探究しようとするものである。(1)では、広範囲にわたる「アルゴリズム的意思決定」の普及・受容のプロセスの記述・観測を行い、人間や組織等が行う従来の意思決定と「アルゴリズム的意思決定」との差分を闡明する。(2)では、(1)の成果を踏まえ、「アルゴリズム的意思決定」の浸透が、合理性、選択、決定主体などといった近代社会の根幹をなす考え方(「解釈図式」)をどう変えていくかを、社会学の理論研究として検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、大別して(1)知見の収集・整理、(2)公開研究会、シンポジウムの開催、(3)研究成果の公開という三つを行ってきた。(1)に関しては、関連論文を渉猟するほか、主要な書籍を収集し、また、研究プロジェクト内で9回の研究会を開催してメンバー内で知見を共有した。(2)については、2023年8月3日に東京女子大学を会場としてリモート・対面のハイブリッド形式でシンポジウムを開催した。(3)については、年度内に、研究代表者、研究分担者、研究協力者あわせて少なくとも6本の学会報告、2本の招待講演を行い、少なくとも5本の学術論文を公刊した。学術論文については以下の通り。
赤堀三郎(研究代表者)「デジタル化はモダニティの解釈にどう影響を与えるか?: ソシオサイバネティクスによるアプローチの試み」『東京女子大学社会学年報』12: 57-67(2024年3月)、堀内進之介(研究分担者)「出会い系アプリは『純粋な関係性』を棄損するか?: 『愛のアルゴリズム化』批判の再考」『東京女子大学社会学年報』12: 1-13(2024年3月)、山本耕平(研究協力者)・赤堀三郎(研究代表者)「予測アルゴリズムの受容と年齢の関係:ジェロンテクノロジーの社会学に向けた予備的研究」『東京女子大学社会学年報』12: 15-27(2024年3月)、高艸賢(研究協力者)「AIが社会に浸透するとはいかなることか?:ポスト現象学と現象学的社会学の視座」『社会学年誌』65: 19-32(2024年3月)、塚越健司(研究協力者)「ミシェル・フーコーの思想から検討する『定量化された自己』」『中央大学社会科学研究所研究報告』29(2024年3月)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記「研究実績の概要」に記載した通り、本研究課題は計画通りにおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度も引き続き、大別して(1)知見の収集・整理、(2)公開研究会、シンポジウムの開催、(3)研究成果の公開という三つを行う。(1)に関しては、研究プロジェクト内で定例研究会を開催し、メンバー内で知見を共有する。(2)については、まず、日本社会学会大会で本研究課題にかかわるテーマセッションを企画しているほか、独自のシンポジウムも開催したいと考えている。(3)については、今年度も引き続き、学会大会等で研究報告を行うほか、学術論文を公刊していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(13 results)