スクールソーシャルワーカーの専門性と質の保証のためのアウトカム指標のパッケージ化
Project/Area Number |
23K01902
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
厨子 健一 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (40734489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 創生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部, 室長 (20611924)
周防 美智子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 特任准教授 (90584011)
伊藤 絵理 (岩山絵理) 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (70639020)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | スクールソーシャルワーク / アウトカム指標 / 配置による変化・影響 / アウトカム |
Outline of Research at the Start |
子ども虐待や子どもの貧困といった課題が深刻化するなか,教育現場に福祉専門職であるスクールソーシャルワーカーの配置がすすみ,専門職としての関心が高まっている。一方で,スクールソーシャルワーカー配置による変化や影響の検証は遅れており,そもそもアウトカム(効果・成果)指標さえ定まっていない。本研究課題が最終的に目指すのは,スクールソーシャルワーカー配置によって期待される変化や影響のなかから,将来,測定・報告されるべきアウトカム指標を特定することである。最終的に,教育現場において共通のアウトカム指標のパッケージを提示することができ,スクールソーシャルワーカーの専門性と質の保証に寄与する資料が得られる。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度、スクールソーシャルワークアウトカム指標の素案作成を実施した。具体的には、海外の文献のシステマティックレビューより、アウトカム指標を抽出したことと、教員、スクールソーシャルワーカー、保護者を対象にインタビュー調査を実施し、スクールソーシャルワーカー配置による変化・効果を聞き取った。文献レビューとインタビュー調査の結果の統合には至らなかったが、アウトカム指標と考えられる項目の抽出は行うことができた。具体的には、教員・学校、子ども、家庭、地域への変化・効果が抽出された。教員・学校では、「教師の協働認識の変化」「教師の子ども・家庭への認識の変化」、子どもは、「子どもの不登校の改善」「子どものQOLの向上」、家庭において、「親子関係の改善」「家庭と外部の機関がつながる」、地域にかんしては、「地域の子ども支援体制の充実」「地域の教育力の向上」などが明確となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、文献検索に2か月程度と予定をしていたが、さまざまなキーワードを想定したことから、文献検索に半年の期間を要した。また、聞き取り調査であるが、とくに保護者の方にかんして、選定から実施までに時間を要したため、年度末に聞き取りを行うことになった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究方策として、まずは、システマティックレビューと聞き取りによって明確となったアウトカム指標を、統合することである。さらに、デルファイ調査を実施するにあたり、調査依頼できる対象者の選定が必要となる。現在つながりのある教員、スクールソーシャルワーカー、保護者から、調査を承諾していただけそうな方の選定を依頼する予定である。選定後、1回目のデルファイ調査を実施予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)