Project/Area Number |
23K01933
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
木村 夏実 福島県立医科大学, 保健科学部, 助教 (30910153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川又 寛徳 福島県立医科大学, 保健科学部, 講師 (00511106)
小林 法一 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (30333652)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 認知症 / 高齢者 / 集団活動 / コミュニケーション / 認知症ケア / 介護負担 |
Outline of Research at the Start |
認知症の人をケアする家族やスタッフは,献身的に介護をしていても介護に抵抗されたり,心ない一言に傷つくことがある.一方,認知症者も意思が上手く伝わらず,やり場のない思いが拒否や暴言に現れることがある.この問題の解決策として両者のコミュニケーションが重要となる. そこで申請者は,認知症者本人から直接,生活歴や意思を引き出すコミュニケーションtoolである色カルタ(クオリアゲーム)を活用することで対応に工夫が生まれ,介護負担の軽減が図れるのではないかと考え,入院高齢者向けの実践マニュアルの開発を進めてきた.本研究では,これまでの成果を発展させ地域高齢者向けの実践マニュアルの開発と効果検証を実施する.
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Outline of Annual Research Achievements |
認知症は本人だけでなく,家族やケアに関わる人への影響も大きいことから,認知症者だけでなく,家族やケアに関わる人も含めた支援の必要性が高いと言える.しかし,認知症には特有の行動・心理症状(BPSD)がある.BPSDは適切なケアによって低減できることが知られているか,対応の仕方や接し方が分からない,意思が確認できないなどコミュニケーションを必要とする場面での苦慮が挙げられている.我々は,認知症者本人から直接,生活歴や意思・興味を引き出すコミュニケーションツールである色カルタを活用することにより,参加者の人生や思いを理解し,対応に工夫が生まれ,介護負担の軽減が図れるのではないかと考え,“入院高齢者向け”の「BPSDおよび介護負担低減に向けたコミュニケーションツール実践マニュアルの開発」を進めてきた.本研究では,これまでの成果を発展させ“地域高齢者向け”の実践マニュアルの開発と効果検証を実施することである. 初年度は,実践マニュアル(暫定版)の作成を進めるためにこれまでに撮りためた色カルタを活用した実践場面の様子の動画を分析した.色カルタの回数を重ねるごとに参加者の発言量は増えていく一方,リーダーの発言量は減ることが確認された.また,開始当初はリーダーを起点とした受動的な交流が展開されやすいが,回数を重ねるにつれ参加者を起点とした能動的な交流へ移行する可能性が示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
色カルタの使用経験のある者をメンバーとする検討委員会を実施するにあたり,その資料となる録画動作の分析や実践マニュアル(暫定版)の作成に想像以上の時間を要し,進捗状況が遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
検討委員会の開催に向けた資料の作成に目途がついたため,これまで遅延していた分の研究課題を遂行する予定である.
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