Construction and verification of coach support system for manufacturing sites with much personal tacit knowledge
Project/Area Number |
23K02695
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Osaka Sangyo University |
Principal Investigator |
高井 由佳 大阪産業大学, デザイン工学部, 講師 (90626368)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 指導者支援システム / 自動車修理 / 異世代コミュニケーション / 形式知マニュアル / 技術継承 / 左官 / 暗黙知 |
Outline of Research at the Start |
ものづくり現場における指導者育成の手法を明確化し、指導者支援システムを構築することを目的とする。自動車修理業および左官業における国内や海外における指導の現状を調査し、日本の現場に適した支援システムを構築する。さらにシステムの効果を指導者および後継者のフィードバックにより明確化し、実践に耐えうるシステムの構築を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
技術・技能継承に関する研究は日本国内だけでも数多く実施されている。しかし、中小企業や個人事業主が大多数を占め、属人的暗黙知が多く、マニュアル化が困難な作業が主となるものづくりの現場、例えば自動車修理や建築施工の現場では、研究自体が少なく、研究があったとしても研究成果が現場で効果的に使われていない。この状況を生む原因が、指導指針や指導に必要なコミュニケーション方法が明確化されておらず、指導者が指導方法を修得していないことと推測し、本研究では、技術・技能継承のための指導者育成の手法を明確化し、指導支援システムを構築することを目的とする。後継者育成に困難を抱えているものづくり現場に共通する問題を解決するため、暗黙知を形式知化したマニュアルを用いた指導方法、指導計画、指導に必要なコミュニケーション手法の提示、指導者間や後継者間のコミュニケーション機会の確保を総合的に支援できるシステムの構築を目指す。 2023年度は自動車修理業界にて全国規模のアンケートを実施した。自動車修理板金塗装を生業とする指導者に、指導方法や指導で困っていること、マニュアルの有無等を聞いた。アンケートの結果より、約3割の指導者が「指導が十分に行えていない」、約1割の指導者が「指導内容がうまく伝わっていない」と回答した。このような回答をした理由として、多くの指導者が「教材がない」「伝わっているかが分からない」「指導の時間がない」と回答していた。また指導者の約半数は「育成において困っていることがある」と回答し、その理由は、「指導方法」、「年齢の違いによる意欲・意識の違い」が多かった。これらの結果を受け、暗黙知を形式知化した教材を有し、指導者と非熟練者および指導者同士、非熟練者同士のコミュニケーションをとることができるシステムの構築を目指すこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度に計画していたアンケートが実施でき、2024年度に計画していた支援システム開発を進めることができるため。
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Strategy for Future Research Activity |
自動車修理業に向けた指導者支援システムを構築し、試作版の支援システムにて効果検証を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)