| Project/Area Number |
23K06380
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 48040:Medical biochemistry-related
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| Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
宇山 徹 香川大学, 医学部, 准教授 (30457337)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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| Keywords | PLAAT / 脂質代謝酵素 / オルガネラ / N-アシルエタノールアミン / 炎症 / 脂肪肝 / 脂肪萎縮症 / 精巣 / ペルオキシソーム / ミトコンドリア / リン脂質代謝酵素 / オルガネラ分解 / 脂肪組織 |
| Outline of Research at the Start |
グリセロリン脂質を代謝する酵素PLAAT3は、オルガネラのひとつであるペルオキシソームを酵素活性依存的に分解する。最近、脂肪組織が特異的に縮小する脂肪萎縮症の新規原因遺伝子としてPLAAT3が同定されたが、その分子メカニズムは不明である。本研究では、PLAAT3の欠損が脂肪組織のペルオキシソームにどのような影響を与え、それがどのように脂肪萎縮症と関連しているのかを明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
我々は、がん抑制遺伝子として単離されていたPLAATファミリーの5種類すべての分子 (PLAAT1-5) をグリセロリン脂質代謝酵素として同定し、分子・細胞レベルでの解析を展開してきた。その過程で、PLAAT1やPLAAT3がペルオキシソームやミトコンドリアといったオルガネラのホメオスタシスの制御に関連していることを報告してきた。また、それぞれの欠損マウスの解析から、両分子が肥満や脂肪肝に関連していることを見出した。本研究では、PLAAT5欠損マウスを作製し、その生理機能解析を行った。PLAAT5が高発現している精巣での脂質組成解析から、PLAAT5欠損マウスでは生理活性脂質であるN-アシルエタノールアミンが有意に減少していた。N-アシルエタノールアミンは長鎖脂肪酸とエタノールアミンが縮合した生理活性脂質で、抗炎症や鎮痛等の多様な生理活性を示す。そこで、PLAAT5欠損マウスを精巣炎モデルに供すると、炎症性マーカーの発現が増加し、野生型マウスと比較して炎症の増悪が見られた。ここに抗炎症性のN-アシルエタノールアミンを投与すると、炎症が有意に改善した。以上の結果から、PLAAT5が精巣において抗炎症性のN-アシルエタノールアミンを合成することを世界に先駆けて明らかにした。本研究から得られた知見は精巣炎のみならずさまざまな炎症の治療に繋がる可能性を秘めており、その社会的貢献は大きいと言える。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
PLAAT1やPLAAT3欠損マウスは肥満に対して耐性を示すので、その分子機構を解析している。また、この表現型とこれらが示すオルガネラ分解活性との関連を解析している。
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| Strategy for Future Research Activity |
PLAAT1やPLAAT3の個体レベルでの機能解析と並行して、PLAAT2やPLAAT4の細胞レベルでの解析を進める。また、予定している研究で着手できていない部分があるので、これについても同様に進める。
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