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インフラマソームを中心とした末梢炎症がうつ病を引き起こす機序解明と治療戦略の模索

Research Project

Project/Area Number 23K06999
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 52030:Psychiatry-related
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

山西 恭輔  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (50626786)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywordsインターロイキン18 / うつ病 / ストレス / 末梢炎症 / 脳内炎症 / インフラマソーム
Outline of Research at the Start

免疫と精神疾患の関連性について、例えばうつ病患者では炎症性サイトカインであるインターロイキン6(IL6)が上昇するなどメタ解析を含めた臨床研究よりその可能性が指摘されているが、具体的な機序解明については明らかになっていない。本研究は末梢起因による炎症が中枢神経に波及し、脳内炎症へ進展、結果としてうつ病を引き起こすとの仮説のもと、それらを証明するために行うものである。特に炎症の初期に誘導されるインターロイキン18などのインフラマソームに着目し、それらのうつ病への関与、そして治療方法への応用化を検討するものである。

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は行動実験を中心に行った。野生型マウス、IL18欠損マウスにてオープンフィールド試験や強制水泳試験、尾懸垂試験、スクロース摂取試験などで行動試験を行い、LPS投与による末梢炎症誘導のうつ病様行動変化を観察した。行動観察のタイミングとしてはLPS投与後24時間、14日後、28日後の3点である。現在、実験は終了しているが、行動結果を解析段階にあり、公表できる段階ではない。
加えて、上記LPS投与モデルでの脳の様々な部位の採材を行った。RNA-Seq、RT-qPCR, Westeb blottingなど遺伝子解析に加え、脳内炎症の評価のための免疫染色を行っている。具体的には脳内ミクログリアのマーカーや活性型ミクログリアのマーカー、中枢神経細胞の神経再生に関するマーカーなどで染色を行っている。実験は予定通り進行しており、現在、海馬を中心に解析を行っている段階であり、実験は進行中である。
細胞の実験については、マウスのミクログリア細胞株を使用して、LPSによる反応やIL-18付与による反応を観察している。それらを同時投与、または事前投与にて炎症の程度がどの程度変化するかを観察する。細胞の生存率、NOや炎症性サイトカインなどの測定を行っており、現在解析が進行している段階である。
それらの結果を踏まえ、マウスの初代培養細胞を用いて得られた結果の再現性を確認する実験を計画している段階である。いずれにしても研究計画に記載の予定通り研究は進行している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

上記に記載の通り、研究は予定通り順調に進行している。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、計画調書に記載の通り、2024年度は細胞実験としては脳内免疫担当細胞であるミクログリアが炎症によって中枢神経細胞にどのような影響を与えるかを観察する実験を行う。具体的にはミクログリア細胞株と中枢神経細胞株をCo-Cultureし、そこにLPSやIL18を加えて、中枢神経細胞の生存率や死亡率などを観察し、細胞障害性の程度を観察する。
動物実験としては、引き続き行動解析を進めるとともに、機序解明のため、脳内の海馬やミクログリアを中心に機能解析を継続する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Molecular Mechanisms of IL18 in Disease2023

    • Author(s)
      Yamanishi Kyosuke、Hata Masaki、Gamachi Naomi、Watanabe Yuko、Yamanishi Chiaki、Okamura Haruki、Matsunaga Hisato
    • Journal Title

      International Journal of Molecular Sciences

      Volume: 24 Issue: 24 Pages: 17170-17170

    • DOI

      10.3390/ijms242417170

    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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