Project/Area Number |
23K09810
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
岡本 恵里 富山県立大学, 看護学部, 教授 (20307656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 登美子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (40248860)
青柳 寿弥 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (40622816)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 認知症看護 / 実践知 / 尊厳 / 看護ケア / 看護技術 / 看護倫理 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、認知症看護の熟練者といえるユマニチュード認定インストラクターの資格を有する看護師が、認知症の人への看護実践を通して体験している現象を分析することによって、尊厳を重視した認知症看護の実践知の構造を明らかにすることにある。 研究対象をユマニチュード認定インストラクターの看護師と、認知症の看護に取り組んでいる一般の看護師とし、半構成的インタビューを実施する。データは質的記述的に分析し、ユマニチュードを活用した看護ケアと従来からの看護ケアの特徴を見いだす。 認知症の人の尊厳を重視した看護ケアとは何か、看護師は何を拠り所に尊厳を守っていることを実感しているのかという実践知の構造を提示する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、認知症看護の熟練者といえるユマニチュード認定インストラクターの資格を有する看護師が、認知症の人への看護実践を通して体験している現象を分析することによって、尊厳を重視した認知症看護の実践知の構造を明らかにすることである。 2023年度はインタビュー項目の精選に向けて、ケアを必要とする人および認知症の人の尊厳に関する概念の整理を進めた。また、看護職をはじめとする医療技術職や、リスクマネジメントおよび心理学・教育情報学・工学系等の技術継承に関わる暗黙知の先行研究から、暗黙知の概念、研究手法やその成果について整理した。得られたデータから、インタビュー内容のカテゴリー化、質問で用いる用語、質問の順序などを検討した。これらをもとにインタビュー・ガイドラインを作成し、研究分担者間で精選しながら修正を進めた。 インタビューの対象は、3年以上にわたり認知症の人をケアした経験のあるユマニチュード認定インストラクターの看護師を想定しており、同様の経験を持つ一般の看護師との比較において実践知の特徴を捉えることから、データの偏りを低くするための対象者の選定、および分析に必要となる基礎情報項目について検討した。インタビューはWeb会議ツールを用いる予定であることから、対面による方法で得られるデータとの質が異ならないための留意点等も検討した。 これらの結果を踏まえ研究倫理申請書を作成したため、次年度よりデータ収集に着手する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属組織において役職に就いたことから管理業務に時間を費やしたため、インタビューのプレテストまで実施を進める事ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度はインタビューのプレテストを行い、インタビューガイドの修正を進めると共に、インタビュー協力者のリクルートを行う。同意の得られた対象者から順次インタビューを進め、逐語録の作成へと進めていく。
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