Clarification of "good pitches" for each pitching motion in baseball
Project/Area Number |
23K10664
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
永見 智行 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10634371)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 野球 / 投手 / ボールの回転・軌道 / 投球フォーム |
Outline of Research at the Start |
野球の投手は様々な速さ、飛翔軌道のボールを投げ分けることで打者を打ち取ろうとする。近年、投球の回転、飛翔軌道データが指導や練習の場において身近なものとなってきたが、個々の投球フォームに合った理想的な回転・飛翔軌道のボールがどのようなものかはよく分かっていない。 本研究では球種ごとの、また投げ方ごとの、ふつうの軌道と個人差の範囲を調査し、試合での成績との関連を明らかにする。その上で、どのような身体的特徴、動作によって個人差が生じるのかを明らかにする。本研究の成果によって、投球の回転、飛翔軌道を改善しようとする際、自らの投げ方に応じた適切な目標を設定できると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
野球の投手は様々な速さ、飛翔軌道のボールを投げ分けることで打者を打ち取ろうとする。近年、投球の回転、飛翔軌道データが指導や練習の場において身近なものとなってきたが、個々の投球フォームに合った理想的な回転・飛翔軌道のボールがどのようなものかはよく分かっていない。申請者らの研究では、投じられたボールのスピードから想像のつかない“ふつうでない軌道”が有効であることが示唆されたものの、この“ふつうの軌道”はオーバースローやサイドスローといった投手の投法によって異なる可能性がある。 本研究では球種ごとの、また投げ方ごとの、ふつうの軌道と個人差の範囲を調査し、試合での成績との関連を明らかにする。その上で、どのような身体的特徴、動作によって個人差が生じるのかを明らかにする。本研究の成果によって、投球の回転、飛翔軌道を改善しようとする際、自らの投げ方に応じた適切な目標を設定できると考える。 令和5年度には研究Iとして「ボールリリース時の身体姿勢とボールの回転、飛翔軌道の関係」を調査した。協力チームに所属するプロ野球投手を対象に、試合での約15,000球について、ボールリリース時の姿勢とボールの回転、飛翔軌道を測定した。身体姿勢は打者視点を模して、ホームベース後方に設置する高速度ビデオカメラ1台で撮影した。同時に、球場に設置された計測システムを用いて、ボールの移動スピード、回転スピード、回転軸の向きおよび上下・左右への変化量を計測した。現在データ分析作業を進行中であり、各投手、各球種における平均値をそれぞれ代表値とし、各身体要素を独立変数、各ボール関連データを従属変数とした重回帰分析によって、身体角部の角度とボールの動きとの関係を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究Iでのデータの取得は予定通り行えたが、これを用いた研究IIでの分析には取り掛れなかった。令和6年度前半に行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き研究I、研究IIのデータ分析を行なって、本年度中の学会発表を予定する。また研究IIIについての予備測定も開始する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)