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Motion analysis of Japanese hospitality gestures and implementation in artifacts

Research Project

Project/Area Number 23K11722
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 90010:Design-related
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

前東 晃礼  静岡大学, 全学入試センター, 准教授 (90831644)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywordsヒューマンコンピュータインタラクション / 動作解析 / 熟達者 / 初学者 / 感性 / おもてなし / ヒューマンロボットインタラクション / インタフェースデザイン / バイオロジカルモーション / ASE
Outline of Research at the Start

本研究では,人間に心地よさや安心感をもたらす和のおもてなしの所作に着目をして,(1)おもてなしの所作における身体の動きの解析と分類を行い,(2)擬人的人工物であるコミュニケーションロボットと,(3)非擬人的人工物であるプロダクトやアプリケーションにその動きを再現させる.心理学実験を行い,人間の感情反応,主観評価,客観的行動から,これらの人工物のおもてなしのある動きが心地よさや安心感に与える影響を明らかにして,おもてなしを通じた人間と人工物とのインタラクションデザインについて検討を行う.

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,人間に心地よさや安心感をもたらす和のおもてなしの所作に着目をして,おもてなしを通じた人間と人工物とのインタラクションデザインについて検討を行うことである.2023年度は,おもてなしの所作における身体動作の解析と分類を中心に研究を行った.
おもてなしの所作の動作解析を行うために,静岡大学茶道部と茶道教室を運営するふじのくに茶の都ミュージアムと研究協力の交渉を行い,同意を得て,茶道師範を含む4名の熟達者の一連の茶を点てる作法(点前)を記録した.また,熟達者の動作特徴を,初学者との比較から明確にするために,静岡大学茶道部部員5名の初学者の点前を記録した.
次に,骨格抽出を行うソフト(OpenPose)を用いて,撮影された各動画から骨格を抽出し,ミリ秒単位の熟達者と初学者の点前における骨格データを取得した.このデータに基づいて,熟達者と初学者の動作の比較を行った.
その結果,熟達者と初学者の動作の緩急のパターンは同じであるが,その速度が異なることが明らかとなった.具体的には,熟達者と初学者はいずれも,動作の動き始め直後と,動き終わり直前には,緩やかな動きを行うことがわかった.しかし,熟達者は初学者よりも,各動きの速度が速く,円滑に一連の動作を行うことが明らかとなった.
この研究に関わる成果として,2023年度電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会で論文が掲載され講演を行った.また,2024年度日本認知科学会第41回大会,The 9th issue of the International Conference Series on Robot Ethics and Standards (ICRES2024)に論文を投稿した.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度に,おもてなしの所作における身体動作の解析と分類を行い,また茶道熟達者の点前の動作が人の心地よさや安心感に与える影響について心理学実験を行う予定であった.しかし,現在,心理学実験を実施する準備段階である.
研究の遅れが生じた理由として,動作解析について,当初の計画とは異なり,茶道初学者の点前についても撮影と動作解析を追加で行い,初学者との比較から熟達者の動作特徴を明確化させる分析を追加して行ったため予定以上の時間を要した.また,茶道講師の先生方とのスケジュール調整が難航し,研究協力の交渉と撮影に予定以上の時間を要した.

Strategy for Future Research Activity

今後,2023年度に収集した茶道熟達者の骨格データを用いて,その骨格の動きが人の心地よさや安心感に与える影響について心理学実験を行う.
実験では,実験参加者は,茶道熟達者の骨格の動きを観察する.その間,生理反応として参加者の心拍を計測し,また主観評価として覚醒度と快感情を測定するためのアンケートを行う.
また,当初の計画とは異なり,茶道初学者の骨格データを用いて同様の実験を追加で行う.これらの実験から得られたデータに基づいて,茶道熟達者と初学者の動作の感性的影響を比較検討する.
さらに,この実験で得られた結果に基づいて,人に心地よさや安心感を与える動作特徴をロボットに実装する.特に茶道熟達者の動作特徴をもつロボットとインタラクションすることによる感性的影響やロボットの利用傾向について心理学実験による検討を行う.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] 認知心理学の観点における人間と自律型人工物とのかかわり2023

    • Author(s)
      前東晃礼
    • Journal Title

      電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会

      Volume: 123 Pages: 71-73

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 認知心理学の観点における人間と自律型人工物とのかかわり2023

    • Author(s)
      前東晃礼
    • Organizer
      電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Invited

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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