Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
トンネルや杭基礎の施工において,ベントナイトを主成分とした泥水を用いて地盤を掘削する場合,掘削面(孔壁)に泥膜が形成されず孔壁が崩壊する可能性がある.この状況を未然に防ぐためには泥膜がどのような過程で形成されるかを把握することが重要である.そのためには,土粒子同士の隙間(間隙)にベントナイトが流動し目詰まりするMicroスケールの現象を捉えることが有効であるが,過去の検討では泥膜の形成有無をMeso~Macroスケールでしか観察されておらず,泥膜形成メカニズムの解明は不十分である.本研究では,X線マイクロCT装置と画像解析法を組み合わせた泥水浸潤試験を実施し,泥膜形成メカニズムを解明する.