Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
共振器強化型吸収分光は、超高真空を必要としない小型・可搬型の装置で迅速・簡便・高感度な分析が可能であり新たな放射性核種分析法の一つとして期待されている。一方、放射性炭素分析以外の多様な核種分析については未だ発展途上である。本研究では、原子状放射性核種やそれを含む分子の分析を目指し、共振器強化型吸収分光における2色共鳴吸収、およびその非線形吸収効果を利用し、様々な対象に適用可能でより同位体選択性の高い、高感度かつ高分解能な同位体分光法の開発を行う。