Project/Area Number |
23K15221
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
財前 圭晃 久留米大学, 医学部, 助教 (40624490)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
|
Keywords | 皮膚筋炎 / 抗MDA5抗体 / 間質性肺炎 / MDA5 |
Outline of Research at the Start |
Melanoma differentiation-associated gene 5(MDA5)に対する自己抗体である抗MDA5抗体を持つ皮膚筋炎患者に予後が悪い急速進行性間質性肺炎が高頻度に合併することが知られている。本研究では、抗MDA5抗体で誘導される肺障害マウスモデルから補体C3遺伝子を欠損することによって肺障害が減弱することを証明し、肺障害が補体依存性であることを示す。また、ヒトMDA5蛋白を全身性に発現するhuman MDA5-TGマウスを新たに作製して新たな皮膚筋炎マウスモデルの確立を目指す。皮膚筋炎患者の皮膚や筋肉の障害も補体依存性であることを証明する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
エロンゲーションファクター1αプロモーターを用いてヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスを新たに作製した。そして抗ヒトMDA5抗体を投与して皮膚筋炎様症状が全身に出現するか観察した。ここまでの検討において肺や皮膚への病変形成について検討を行ったが、病変が軽微であり今後さらに検討を要する。それ以外の臓器では肝に異常所見が見られていたため、肝病変についてさらに検討を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していたヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスを作成し、抗ヒトMDA5抗体を投与して傷害を誘発するマウスを作成したが、想定していた肺病変や皮膚病変の形成が乏しく検討を要する。また肝の異常所見が見られており、こちらもさらに検討を要する。
|
Strategy for Future Research Activity |
ヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスにおいて観察された肝の異常所見についてさらに詳細に病理学的機序を検証する。また、病変が乏しかった皮膚や肺病変について既報の実験結果を踏まえてさらに検討を加える。
|