神経芽腫のNK細胞からの免疫逃避メカニズム解明とがん免疫療法への応用
Project/Area Number |
23K15455
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
青木 啓将 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 助教 (70881845)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 神経芽腫 / 小児がん / 腫瘍免疫 / NK細胞 |
Outline of Research at the Start |
神経芽腫は死亡率が高い小児がんであり、奏功率が低いことに加え、低年齢時の治療による晩期合併症が問題となる。がん免疫療法は上記の問題を解決し得るが、T細胞を介した免疫反応を増強する免疫チェックポイント阻害剤は神経芽腫に対して有効性が低い事が知られている。そこで本研究では、抗腫瘍的に働く主要なエフェクター細胞であるNK細胞に着目し研究を進める。具体的には神経芽腫の発症や進行におけるNK細胞の役割や、神経芽腫細胞がNK細胞に与える影響を解明し、新たながん免疫療法の開発へとつなげたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
マウス神経芽腫細胞株の同種移植マウスモデルにおいて、NK細胞が神経芽腫の進展抑制に重要な役割を果たしていることが示唆された。また、臨床検体のマイクロアレイデータの解析により、悪性度の高い群においていくつかのNK細胞からの障害性に関与する因子の発現が低下していることが示唆された、実際に、神経芽腫細胞株において因子Xを阻害することで、これらの因子の発現が上昇したことから、因子Xがこれらの因子を負に制御している可能性が示唆された。さらに、因子Xとは別経路で制御されていそうな免疫関連因子もデータ解析により明らかになっているため、これらの因子の発現制御メカニズムについても探索してく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究により、神経芽腫の進行防止においてNK細胞が重要な役割を担うことを示すことが出来た。また、臨床検体のデータ解析と生化学的実験により、高リスク群の神経芽腫細胞が免疫抑制的な遺伝子発現制御を受けていることを明らかにすることが出来た。次年度は免疫抑制メカニズムをより詳細に検討してく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
高リスク群における腫瘍免疫に関わる候補因子の発現制御メカニズムの解明を試みる。また、それらの因子をレンチウイルスの系で神経芽腫細胞株に過剰発現させ、in vitroとin vivoの系でNK細胞 (またはT細胞) からの細胞障害性を解析する。これらの解析を通して、高リスク群の神経芽腫がNK細胞から免疫逃避を行うメカニズムの全貌を解明する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(15 results)