| Project/Area Number |
23K15921
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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| Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
坂本 万寿夫 近畿大学, 医学部, 講師 (20580773)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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| Keywords | 原発性眼内悪性リンパ腫 / 三次リンパ構造 / 原発性中枢神経系リンパ腫 / 深層学習 / 眼内リンパ腫 |
| Outline of Research at the Start |
原発性眼内悪性リンパ腫 (PIOL) は中枢神経系 (CNS) への播種も珍しくなく、メトトレキサート硝子体注射や放射線治療が行われるものの、CNS 病変のため 5 年生存率は 61% と予後不良であり、PIOL 新規治療法の出現が求められている。近年、腫瘍組織内に三次リンパ構造 (TLS)の形成が明らかになり、PIOL においても TLS の存在が示唆される。TLS は B 細胞を有し抗腫瘍抗体を産生している可能性がある。本研究では、PIOL における TLS の役割と関連抗原およびそれに対する特異的抗体の同定を目指す。これらは PIOL 制御を目的とした新規治療法に直結する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
原発性眼内悪性リンパ腫(PIOL)は、ぶどう膜炎との鑑別が困難な疾患であり、メトトレキセート硝子体注射、放射線治療、化学療法が治療に用いられるが、中枢神経系への播種により予後が不良であることがしばしば見られる。難治性・再発性原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)においては、B細胞活動抑制のブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬が有効であることが示されており、PIOLへの応用も期待されているが、治療成績は未だ明らかではない。このため、新規治療薬の開発が緊急に求められている。近年の研究で、腫瘍組織内に三次リンパ構造(TLS)とその中の腫瘍関連B細胞(TAB)の存在が明らかにされ、これらがPIOL治療の新たな標的となる可能性が示唆されている。TLS内B細胞は腫瘍表面分子に特異的な抗体を産生すると考えられ、本研究課題ではこれらのB細胞から新規治療標的を同定することを目指している。研究初年度の2023年度はPIOL病変での検体採取を試みるが網膜下病変の検体には限りがあり不十分であった。そこで2024年度はPIOLを併発する脳神経外科におけるPCNSL症例に範囲を広げ、網膜下病変およびCNS病変検体の蓄積を行った。2025年度は得られた検体より、CD3、CD19、CD27、CD38、CD45、および各種ケモカイン受容体等の多重染色による同定を開始し、深層学習アルゴリズムを組み合わせた病理組織解析システム(Cu-Cyto)を用いた解析を行い、TLS内B細胞が産生する特異的な抗体コンビネーションの選定を試みる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
PIOL患者における各種細胞解析では、硝子体病変では検体量に限りがあるため、網膜下腫瘤病変を伴う症例が対象になる。網膜下腫瘤病変を有する症例は限られており検体採取に苦慮していおり、脳神経外科におけるPCNSL症例と合わせ症例の蓄積を行っている。
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| Strategy for Future Research Activity |
引き続きPIOL症例および脳神経外科におけるPCNSL症例と含め総合的に症例の蓄積を行う。採取された検体に対してはTLSに関する解析を進めていく方針である。
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