Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
タンジブルユーザーインターフェース(TUI)は複数の感覚に同時に情報を伝達できるため,実用的なUIとして開発されてきた.現代では複雑な情報処理を極小の装置で行えるようになったが,処理結果をタンジブルに伝達するにはモーターやバッテリーなどを内蔵する必要があり,機能性と保守性が限られてきた.そこで,本研究では超音波マイクロ流体操作基盤を用いたTUIを提案する.uL単位の液体を超音波で操作し,その上にcm単位の物理アイコンを設置することで非接触にボタンを縦横無尽に移動させ,音波で触覚提示する.非接触かつ自由に再構成できるシステムを開発することでTUIが持つ課題を解決するシステムの開発を目指す.