Project/Area Number |
23K17129
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | International University of Japan |
Principal Investigator |
菊地 映輝 国際大学, GLOCOM, 講師(移行) (40868519)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 集合的記憶 / コンテンツツーリズム / 被災地観光 / 東日本大震 / ソーシャルメディア / ダークツーリズム |
Outline of Research at the Start |
東日本大震災がソーシャルメディアと親和性が高い災害であった点に注目し、コンテンツツーリズム概念を用いて、被災地観光をする者たちの動機を明らかにする。具体的には、被災地を実際に訪れている観光客へのインタビュー調査およびソーシャルメディアの投稿分析が行われる。本研究はそれらを通じ観光学一般やコンテンツツーリズムにおける議論の深化を目指すとともに、東日本大震災被災地のや将来被災地となる地域の観光・まちづくりに活用できる形式で研究結果を発表する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、当初計画していた通り、先行研究や事例の整理を実施した。本研究課題の最初の段階として、被災地観光を巡る議論の整理および石巻市についての基礎的事項の調査を文献や自治体資料等のサーベイを通じて行った。その結果、インタビュー調査において、調査対象者にどのような点を尋ねるべきか等の調査デザインを行うことができた。 一方で、当初は年度の後半に予定していた、実際のインタビュー調査については、応募者の体調不良等の要因により実施することができなかった。その点は2024年度に後ろ倒しにする形で実施していきたいと考えている。 また、当初の研究実施計画では想定していなかったが、ソーシャルメディア上でのダークツーリズムという言葉の使われ方についての調査も実施した。ダークツーリズムは、本来的には戦争、迫害、災害等の人類が経験した悲劇的な出来事の現場を訪れる観光であるが、ソーシャルメディア上では事故物件等の心霊スポット的な場所を訪れる行為につけられる呼称としても機能していることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
応募者の体調不良等の要因により、2023年度の後半に予定していた、インタビュー調査を実施できていないため進捗は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度内に実施できなかったインタビュー調査を後ろ倒しで実施するとともに、ソーシャルメディア上の投稿についての分析も実施する予定である。 また、研究を進めていく中で、インタビュー調査だけではなく簡易的なアンケート調査を実施する必要性を感じている。その点も、当初予定していた研究費の使途を一部変更し、2024年度内に実施したい。
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