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日本による親ジェンダー外交の展開:安全保障、ガバナンス、植民地主義視点からの分析

Research Project

Project/Area Number 23K17134
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 80030:Gender studies-related
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

本山 央子  お茶の水女子大学, ジェンダー研究所, 特任リサーチフェロー (70906867)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2028-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywordsフェミニスト外交 / ジェンダー / グローバルガバナンス / G7 / 日本外交 / フェミニズム / 安全保障
Outline of Research at the Start

本研究は、日本が国内ジェンダー秩序との矛盾をいかに統制しながら、国際ジェンダー規範との交渉を通して「先進国」としてのアイデンティティを構築し特権的地位を主張してきたのか明らかにすることを目的とする。明治期以降の外交を通じた国際ジェンダー規範との交渉を包括的に把握したうえ、特に2010年代以降の外交におけるジェンダーの位置づけの変化を詳細に分析する。歴史的植民地主義、安全保障の再定義、新自由主義的ガバナンスの台頭という3つの要因に注目して外交・安全保障の政策形成・実践におけるジェンダー化された権力関係を明らかにし、変革の可能性を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、日本の外交と国際ジェンダー規範との交渉について歴史的な変遷をたどるとともに近年における変容について複数の要因から解明しようとするものである。初年度にあたる2023年度は、当初、大きな歴史的変遷を把握するための基礎的調査に多くをあてることを予定していた。しかしG7広島サミットの開催や女性・平和・安全保障に関する施策などいくつかの注目すべきイベントが起きていたこともあり、むしろ近年の変容に焦点をあてて日本および国際的なジェンダー規範の国家外交政策における台頭に焦点をあてた調査を先行して行うことにした。具体的には、1990年代以降の政府公文書および関連ジャーナル等の文献資料の調査を行い、特にG7/8におけるジェンダー課題の台頭とフェミニスト外交に注目して、日本のG7/8外交と広島サミットに関する調査を行った。その他、フェミニスト外交および外交・安全保障とジェンダーに関する理論的整理、研究会への参加、および国際研究の文献資料の収集などを主に行った。
主な成果としては、グローバル・ガバナンスとジェンダー、またフェミニスト外交の潮流について、『歴史学評論』および『ジェンダー事典』に執筆した。また同テーマについて分担者として参加する科研の研究会で報告を行い、日本の事例について分析するための理論的枠組みを発展させることができた。日本のジェンダー外交については英語論文の執筆も進めているところである。またG7/8の枠組みにおけるジェンダーと日本外交についても文献資料の言説分析に基づく論文を執筆中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

インタビュー調査の準備が思うように進まずほとんど実施できなかった。また9月の国際学会に参加して研究発表を予定していたが現地情勢の悪化により参加をとりやめた。

Strategy for Future Research Activity

2024年度の主な課題は、第1に、G7/8におけるジェンダー外交およびWPSアジェンダの実践について関係者へのインタビュー調査を進め、執筆中の論文を完成させることである。第2に、戦前期から1970年代までの日本外交における女性/ジェンダー課題について先行研究および関連文献資料の調査収集を行いながら分析枠組みについて検討を行うことである。さらに国際研究交流のための具体的な計画も進める。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ジェンダー主流化再考 ―グローバル・ガバナンスの中のフェミニスト知2024

    • Author(s)
      本山央子
    • Journal Title

      歴史評論

      Volume: 887 Pages: 60-68

    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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