Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究ではDNAアプタマーを用いて病原体が持つ宿主認識分子を検出することで、環境水中の病原体を検出する技術を開発する。研究期間(2年間)では、①アデノウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス特異的DNAアプタマーの選抜、②光導波路装置を用いた病原体センサーの開発、③下水処理水中の病原体濃度の測定を行う。病原体の目標検出下限値を1mL中100個とする。申請者はPCRには課題があると考えており、PCRに変わる病原体検出技術が普及する社会に転換したいと考えている。本法が完成すれば、PCR法によらずに簡易に(混合のみ)、迅速に(10分)、低コスト(1回1円)で病原体を検出できる。