Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
周知の通り、特定の刺激に対する反応の推移を解析する手法として、古くから経時的なサンプリング(=タイムコース解析)が、様々な分野の研究において採用されてきた。しかしながら、本手法は「刺激に対する応答が、ある程度均一に進行すること」という条件下でのみ妥当性が担保される方法論であり、複雑な要因が絡み合う生命科学研究において、最適な手法とは言い難い。したがって、本研究では、ウイルス感染サイクルをモデルに感染サイクルの駆動力そのものであるウイルス遺伝子発現依存的に感染現象の推移を、分解・解析する実験系を確立することで、感染現象の真の姿を紐解くことを目標とする。