Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
日本人飲酒者の約2割の飲酒習慣には問題があるが、なぜ飲酒行動に個体差があるのかは未解明である。そこで本研究では、「飲酒行動の個体差は、飲酒欲求を抑制するFGF21のアルコール応答性分泌に起因し、FGF21の栄養エピゲノム制御が関与する」という仮説を検証する。そのために、アルコール応答性FGF21分泌の制御メカニズムの解明と栄養エピゲノム仮説に基づく個体差の機序解明の2つを進める。飲酒行動の個体差を生みだす基礎メカニズムの解明に栄養代謝の観点から取り組み、予防・治療へと発展させる礎とする。