Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
全国政治における政権交代の停滞を背景に、市政治は政党政治の最前線として各党が政策を競う場に変容しつつある。一方で、長年首長優位が指摘されるように、市政治における抑制と均衡は十分機能していない。本研究は、市長による専決処分を大統領制における単独行動として捉え、いかなる要因が専決処分をもたらすのか、専決処分が有権者の政治参加にどのように影響を与えるのかを定量・定性的に検証したい。それにより、大統領制における単独行動が民主主義的な政策形成に与える影響を考察し、大統領制研究に貢献したい。