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リフレクションの再設計によるICT活用指導力向上研修プログラムの開発と効果測定

Research Project

Project/Area Number 23K18907
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section :Education and related fields
Research InstitutionFukuoka University of Education

Principal Investigator

中西 一雄  福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 講師 (10981524)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords熟達者のICTを活用した授業観 / 教員研修プログラムの開発 / リフレクション / ICT活用指導力 / 教員研修プログラム
Outline of Research at the Start

本研究では,「児童生徒主体のICT活用を取り入れた授業改善を促す有用な研修とはどのようなものか」という「問い」を明らかにすべく,意味志向のリフレクションとして注目されるALACTモデルに依拠したリフレクションを基盤としたICT活用指導力向上研修プログラムを開発する。教師と児童生徒の両方の立場からの検討を促し,授業者と学習者とのズレを明確にすることで児童生徒主体の学びに向けた授業改善の視点を提供するリフレクションを,ICT活用に特化した形に再設計し包含することで,主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善に有効な新たな教員研修プログラムの構造を提案する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,(1)ALACTモデルに依拠したリフレクションのICT活用指導力向上に特化した形への再設計(2)児童生徒主体のICT活用を取り入れた授業改善を促す研修プログラムの開発,(3)学校現場における研修プログラムの実施と,授業改善への効果測定の3つのプロセスの知見を統合し,児童生徒主体のICT活用を取り入れた授業改善に至る有用な研修とはどのようなものかという問いを明らかにすることにある。
これまでの研究において,ICT活用熟達者(現職教師)を対象とした調査分析を通じて,児童生徒主体のICT活用を先進的に実践している熟達者のICTを活用した授業観を明らかにすることができ,それらのICTを活用した授業観の習得状況を測定することが可能な尺度を開発した。具体的には,「ICT活用の自己効力感」,「児童生徒主体のICT活用観」,「新規ツールへの好奇心」,「能動的・挑戦的に学ぶ姿勢」,「教育ICTへの探究心」の5因子28項目からなる尺度を開発し,その信頼性・妥当性について検証した。
また,開発した尺度を用いた現職教員を対象とした調査を通じて,児童生徒主体のICT活用を取り入れた授業改善に必要なICTを活用した授業観において,その習得が不足している因子・項目を明らかにすることができている。
今後の研究においては,上記の習得が不足している因子・項目を教員のICT活用指導力向上における課題と位置付け,それらの課題解決に有用な教員研修プログラムの開発を進める。プログラムの開発においては,日々の実践をALACTモデルに依拠したリフレクションにおいて使用する「8つの問い」を用いた研修-実践-リフレクションを循環するプログラムとして構成し,自治体・学校をはじめとする多様な場におけるプログラムの実施とその効果検証を進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

熟達者のICTを活用した授業観を明らかにする調査,及びその調査結果を元に作成した暫定版尺度を用いた現職教員への調査において,その実施手続きに当初の想定以上の時間を要したため。また,調査を通じて収集したデータ数が信頼性・妥当性を検証する上で十分ではなかったため,追加調査を実施したことによって,当初の想定以上の時間を要したため。

Strategy for Future Research Activity

これまでの研究において明らかとなった教員のICT活用指導力向上における課題を元に,教員のICT活用指導力の向上に有用な研修プログラムの開発を早急に進め,研修プログラムの実施とその効果検証を行う。具体的には,研修実施への内諾を得ている自治体との連携のもと,研修実施計画を策定し,研修-実践-リフレクションの循環を意図した年間を通じた教員研修プログラムを構築し,その実施と効果検証を行う。また,研修プログラムの効果を明らかにするとともに,学術論文及び各種メディアを用いて広報展開し,教育関係機関への普及展開を図る。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-09-11   Modified: 2024-12-25  

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