Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、モンゴル国のマンホールチルドレンを対象とした自立支援の実態を把握し、支援施策を分析することで、モンゴル政府による支援の課題と可能性を明らかにすることである。モンゴルでは1992年の社会主義体制崩壊後に、行き場を失った子ども達がマンホールに暮らし始めた。警察機関によってマンホールから保護され、国際NGO等が運営する児童養護施設で子ども達は保護されたものの、施設を退所後にマンホールに戻るという自立への課題が表面化した。本研究では、①モンゴル政府によるMCの自立支援施策について分析し考察する。そして②MCの自立のための効果的な介入や必要な社会的支援について考察する。