Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
膵臓癌は難治性癌の代表であり、5年生存率は依然として5-7%に留まり、社会問題化している。難治性の原因として手術や化学療法に対する耐性の結果おこる再発である。そのため、膵臓癌に対する新しい治療法や発見方法の確立が急務である。本研究の目的は膵癌におけるより悪性度の高い細胞の培養方法の確立、治療法の探索である。低酸素という特徴的な環境を用いた培養方法を用いることで、より効率的に悪性度の高い細胞を抽出し、解析することで新しい治療法の開発につながるものと考えている。ひいては患者由来の細胞を用いるため、より個人の性質に即した治療法の選別の一助になるものと信じている。