Project/Area Number |
23K19781
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
|
Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
細川 佳能 東洋大学, 健康スポーツ科学部, 助教 (40979118)
|
Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 座位行動 / 身体活動 / 高齢者 / 健康影響 / ソーシャル・キャピタル |
Outline of Research at the Start |
人々のつながりや信頼、社会参加を意味するソーシャル・キャピタルの豊かさが高齢者の心身の健康に好影響を及ぼすことを示す研究成果が蓄積されつつあるが、そのメカニズムに関する研究成果は不十分である。本研究は、地域在住高齢者を対象にした観察研究により、ソーシャル・キャピタルの長期的な健康影響を解明するとともに、身体活動・座位行動の潜在的な媒介効果について検討する。また、地域においてどのようなソーシャル・キャピタルを活用することが高齢者の身体活動を促し、さらには健康寿命を延伸するうえで有効なのか質的研究手法を用いて探索的に検討する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
人々のつながりや信頼、社会参加を意味するソーシャル・キャピタルの豊かさが高齢者の心身の健康に好影響を及ぼすことを示す研究成果が蓄積されつつあるが、そのメカニズムに関する研究成果は不十分である。そこで、本研究の目的は、地域在住高齢者を対象にした観察研究により、ソーシャル・キャピタルの長期的な健康影響を解明するとともに、身体活動・座位行動の潜在的な媒介効果について検討することとした。また、地域においてどのようなソーシャル・キャピタルを活用することが高齢者の身体活動を促し、さらには健康寿命を延伸するうえで有効なのか質的研究手法を用いて探索的に検討していくことを目指す。初年度である今年度は、観察研究のアウトカム指標に関して、2016年度のベースライン調査開始後から2023年度までの要介護認定および死亡を追跡したデータの提供を受けた。ベースラインとなる横断調査で65歳以上であった者2,339名のうち、1,933名の追跡データが得られた。2016年度から2023年度の間に死亡が確認された者は371名であり、2023年度時点で要支援および要介護認定を受けている者は273名であった。次年度は、本年度に得た観察研究データをもとに、人々のつながりや信頼、社会参加を意味するソーシャル・キャピタルの長期的な健康影響(死亡や要介護認定)を解明するとともに、身体活動・座位行動の潜在的な媒介効果を明らかにするための解析を進めていく。また、観察研究の成果を深化させるための質的研究の実施など本研究を進めていく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
観察研究のアウトカム指標となる追跡データを得ることができたため、本研究の主な目的の達成に向けて、現在解析を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、初年度に得た観察研究データの解析、学会発表および学術論文作成・投稿を進めるとともに、質的調査の準備を進める。
|