Project/Area Number |
23K19854
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
高橋 由佳子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他, 室長 (70779305)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 一括審査 / 多機関共同研究 / アンケート / 研究推進 |
Outline of Research at the Start |
循環器疾患を制圧し患者様に最善の医療を届けるためには、研究推進が非常に重要である。2021年の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の改正後、多機関共同研究は原則的に一括倫理審査の方針となった。一括倫理審査は米国のコモン・ルールを模範としているが、各施設における研究の標準化、効率性、合理化などの利点がある一方、審査手続きの多様性、不十分な意思疎通などの課題も指摘されている。本研究では循環器疾患の多機関共同研究における一括審査の関係者にアンケートを行い、より良い一括審査に必要な要素を明らかにし、循環器疾患のみならずその他の疾患も含めた研究推進に向けた基盤データを得ることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
心疾患は死因第2位、脳卒中は死因第4位かつ要介護第2位の原因疾患であり、循環器疾患の制圧は国家的・社会的急務である。そのためには新たな研究推進が非常に重要である。近年、多機関共同研究の数は増加しており、2021年の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の改正後、多機関共同研究は原則的に一括倫理審査の方針となっている。一括倫理審査は米国のコモン・ルールを模範としているが、各施設における研究の一貫性と標準化、迅速性と効率性、合理化と簡素化などの利点がある一方、各施設の審査手続きの迅速性の低下と多様性、不十分な意思疎通などの課題も指摘されている。本研究では、循環器疾患に関する多機関共同研究における一括審査の関係者にアンケートを行い、我が国におけるより良い一括審査に必要な要素を明らかにするとともに、他施設の研究倫理審査室や研究支援センターと交流を深め、一括審査の現状と課題を学ぶことにより、循環器疾患のみならずその他の疾患も含めた研究推進に向けた基盤データを得ることを目指している。 令和5年度は、国立循環器病研究センターの研究倫理審査室事務局での定期ミーティングの場を利用し、一括審査についての情報収集を行った。また、京都大学医学部附属病院倫理支援部、奈良県立医科大学附属病院生命倫理監理室、国立がん研究センター研究支援センターと一括審査の管理についての情報収集と意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究倫理審査室事務局での定期ミーティングの場を利用した一括審査についての情報収集を行い、複数の他施設の研究倫理審査室や研究支援センターと一括審査の管理についての情報収集と意見交換を行った。そのため、概ね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、循環器疾患の多機関共同研究における中央一括審査の関係者にアンケートを行い、より良い一括審査に必要な要素を明らかにし、研究推進に向けた基盤データの獲得を目指す。また、他施設との交流をさらに深め、一括審査の現状と課題についての理解を深める。
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