Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
光ファイバ通信網は,医療,教育,農業,娯楽など多くの産業を支える基盤技術である.DX推進に伴い通信需要は指数関数的に増加している.この問題に対応するために,光ファイバ通信網が扱える通信量の増大,すなわち大容量化が急務となっている.光ファイバ通信網では,機器の制約により利用可能な波長帯域が制限されているため,大容量化にはこの限られた帯域を有効利用することが求められる.本研究課題では,光ファイバの利用効率を向上する通信網制御技術の創出を目的とする.全ての光信号の伝送経路・使用波長を制御することで,利用効率向上に伴う種々の信号劣化の発生を回避するという申請者独自の着想により大容量化を実現する.