人工知能(AI)によるデザイン創作と法的保護-デザイン概念の変化も含めて-
Project/Area Number |
23K21838
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Project/Area Number (Other) |
21H03763 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
麻生 典 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (20708416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 俊文 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (00437766)
杉本 美貴 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (00635047)
渕川 和彦 大阪公立大学, 大学院法学研究科, 准教授 (00711227)
藤 紀里子 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (30315155)
馬場 哲晃 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (30514096)
Rademacher C 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (30609772)
知足 美加子 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (40284583)
末宗 達行 金城学院大学, 生活環境学部, 准教授 (80822254)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Suspended (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Keywords | デザイン概念 / 知的財産 / AI / 人工知能 / 法的保護 / デザイン / デザイン保護法 |
Outline of Research at the Start |
本研究「人工知能(AI)による自律的なデザイン創作と法的保護-デザイン概念の変化も含めて-」は、AIを用いたデザイン創作活動の促進及びAIが生み出したデザインの活用を図るべく、AIという新たな創作主体の登場によるデザイン概念の変化を踏まえ、AI創作デザインの保護ニーズに即した法的保護を検討することを目的としています。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度も研究計画書に基づいて、デザイン学チームと法学チームで協働しつつ研究を進めた。 デザイン学チームはAI創作デザインの国際的な保護ニーズについての検討と、AI創作によるデザインに関する技術的課題と法規制の妥当性の検討を行った。特に技術的課題の検討においては、文化庁より「AIと著作権に関する考え方について」が公表されたことから、当該「考え方」に記載された技術動向の確認も行った上で、著作権侵害の発生可能性に関して機械学習の際のデータの技術的な学習阻害方法および学習後の当該データの技術的な削除方策等の検討を行った。また、それに合わせて現行著作権法の妥当性の検討も行った。 法学チームは、実際にChatGPT等でどの程度デザイン創作が可能なのか確認した上で、AI創作デザインの法的保護に関する整理を行った。特にAIと著作権法との関係では、アメリカおよび中国の状況の紹介を含め様々な文献が公表され、日本においても文化庁より当該「考え方」が公表されたことから、それらの整理検討を行った。また、AI創作デザインの利用が特に想定される仮想空間での利用なども想定し、デザインの保護に関する個別具体的な意匠法、商標法との関係、さらに人による創作かを問わずに保護される形態模倣商品の提供行為に関する不正競争防止法の規定が令和5年に改正され、実質的にデジタル空間でのデザインの保護強化がなされたことから、それについても検討した(この点は今後さらに論文を公表する予定である)。その他、AI創作デザインの保護の前提となる、人が創作したデザインとの関係で、欧州のスペアパーツの保護の現状についても検討した。 その上で、両チームでAI創作デザインの望ましい保護のあり方について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の進捗に合わせ生成AI技術も発展し、それに伴い様々な事例が諸外国も含め出てきており、それらも含めて研究計画書通りに検討が行えていることから、おおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年(2024年)度は、研究代表者の国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))「AI創作デザインの法的保護に関する日仏比較共同研究」をフランスで実施するため、本研究(21H03763)の交付を留保し、実質的に研究期間を延長することとなった。当該国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))「AI創作デザインの法的保護に関する日仏比較共同研究」は、本研究を格段に発展させるためのものであることから、当該研究成果を踏まえ令和7年(2025年)度に本研究を再開し、当初の研究計画に従いAI創作デザインの国際的に調和された保護法制の検討を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)