Project/Area Number |
23K22031
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Project/Area Number (Other) |
22H00759 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉浦 和子 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (50155115)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野林 厚志 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (10290925)
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 教授 (20314073)
成田 健太郎 京都大学, 文学研究科, 准教授 (20770506)
筒井 忠仁 京都大学, 文学研究科, 准教授 (20851322)
松田 素二 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (50173852)
池田 恭哉 京都大学, 文学研究科, 准教授 (50709235)
吉本 道雅 京都大学, 文学研究科, 教授 (70201069)
宇佐美 文理 京都大学, 文学研究科, 教授 (70232808)
木津 祐子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90242990)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
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Keywords | 万国人物図 / 人種観 / 世界観 / 鎖国 / アジア / 人種感 |
Outline of Research at the Start |
鎖国体制下で、限られた情報をもとに制作された多種多様な「万国人物図」群を包括的に取り上げ、(A)「万国人物図」群の個々の資料そのもの、(B)「万国人物図」群をとりまく状況、(C)「万国人物図」群が表象する人種観と世界観という複層的な次元から、人文学の分野横断的な総合研究を行う。アジア諸国の研究者たちとの定期的な交流の場で、自己・他者/描く・描かれるという異なる立場からの視角を加えて、人種観・世界観を多面的に議論する。多言語での『図録』・『研究報告書』の公刊や国内外での「万国人物図展」開催、ウェブでの案内・報告により国際的な情報発信をすることで社会的還元を図る。
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Outline of Annual Research Achievements |
(1)図録Part ⅢとⅣに採録する資料の調査および訳注・翻訳(中国語、英語)を行った。本年度の対象資料は「和漢三才図会」ならびに節用集3種等。(2)研究分担者各自のテーマに即して、人物図の画法・制作材料・絵師等の調査、万国人物図資料の文献学的調査、人種観・空間観・異文化表象の思想分析などを進めた。(3)『ロシア風俗画』の解体修理と科学分析(3年計画の第二年次分)を行った。(4)台湾国立故宮博物院において近世東西交流に関する文物資料の閲覧調査を行った(2024年1月)。(5)東アジア「間文化」研究会を定期的に開催した:第18回(2024年3月18日、於:京都大学(ハイブリッド開催)、39名参加(対面26、オンライン13);佐々木史郎氏(国立アイヌ民族学博物館)による講演:博物館におけるアイヌ民族の自文化表象―国立アイヌ民族博物館の展示から)、第19回(2024年3月21日、於:京都大学(ハイブリッド開催)、31名参加(対面22、オンライン9);小林ふみ子氏(法政大学)による講演:『異国物語』の戯作化―『絵本国見山』をめぐって―)。両研究会には、コメンテータとして張佳氏と鄭徳長氏(いずれも復旦大学文史研究院)が参加した。(5)2023年3月、 共同研究の連携機関である復旦大学から前述の2名の研究者と大学院生を招いて、万国人物図資料の共同調査を行った。(6)社会的・国際的情報発信。東アジア「間文化」研究会の開催案内をした(京都大学大学院文学研究科人文知連携拠点のウェブサイトから)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内外の連携機関・関連分野の研究者との交流を円滑に行うことができた。図録刊行準備もほぼ予定通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従って、分担者各自の調査研究、国際シンポジウムおよび研究集会、図録刊行準備等を進める。復旦大学および香港城市大学との共同研究と学術交流を継続して行う。
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