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M2マクロファージを除去可能なモノクローナル抗体の作用の検討

Research Project

Project/Area Number 23KJ1022
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeMulti-year Fund
Section国内
Review Section Basic Section 54040:Metabolism and endocrinology-related
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

五十嵐 喜子  富山大学, 医学部, 特別研究員(RPD)

Project Period (FY) 2023-04-25 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywordsマクロファージ
Outline of Research at the Start

これまでの研究から、M2マクロファージ(M2MΦ)は前駆脂肪細胞を休眠させたまま脂肪組織内に留めておく機能を持ち、TGFβを介して前駆細胞の分化を抑制していると考えている。M2Φを除去できる遺伝子改変マウスのM2 MΦを除去すると耐糖能が改善したことから、M2 MΦは糖尿病治療のターゲット分子となることが期待される。さらに、TGFβはメラノサイトや造血幹細胞を含む、さまざまな幹細胞の分化増殖を阻害することが報告されており、M2 MΦの除去は、様々な病態の治療にも効果的である可能性が示唆される。
本研究では、様々な病態のモデルマウスにおいてM2 MΦの除去を行い、その効果の検討を行う。

Outline of Annual Research Achievements

M2マクロファージは前駆脂肪細胞を休眠させたまま脂肪組織内に留めておく機能を持ち、TGFβを介して前駆細胞の分化を抑制していると考えている。これまでに遺伝子改変マウスにおいてM2マクロファージを減少させると、、耐糖能やインスリン抵抗性の改善が起こったことから、M2マクロファージは糖尿病治療のターゲット分子となることが期待される。さらに、Tgβは様々な幹細胞の分化増殖を阻害することが報告されているため、M2マクロファージへの介入は血糖改善効果に留まらず、糖尿病によって引き起こされる腎症やサルコペニアといった合併症の治療薬、その他の様々な病態の治療薬となり得ると考えている。
昨年度は、作製中の薬剤の品質について、検討を行った。これまでの作製方法では、規定量を超えるエンドトキシンが検出されたことからも、薬剤の作製工程の見直しを行った。さらに、今後、薬剤の効果を検討するために必要となる疾患モデルマウスの作製を行い、遺伝子発現や組織免疫染色により、正しく疾患が引き起こされているのかを確認した。
一方で、最終的な薬剤の評価に必要となる、遺伝子改変マウスの作製にも着手し、目的の遺伝子が組み込まれていることをシークエンスを行い確認した。今後このマウスの数を増やし、目的のタンパクが発現することを確認し、最終的には、この遺伝子改変マウスを用いた疾患モデルマウスを作製して、薬剤の評価を行う予定である。
研究実施項目とは、作製する疾患モデルの順序は異なるものの、おおむね計画通りに順調に実験を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

モデルマウスの作製も順調であり、遺伝子改変マウスについては予定より早く目的の遺伝子を有するマウスが得られている。

Strategy for Future Research Activity

作製したモデル動物に品質の整った作製薬剤を投与し、効果の検討を行う。
また、遺伝子改変マウスの繁殖を進める。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Patent(Industrial Property Rights) (1 results) (of which Overseas: 1 results)

  • [Patent(Industrial Property Rights)] 癌の予防または治療のための医薬組成物2023

    • Inventor(s)
      戸邉一之、角朝信、小澤龍彦、森寿、吉田知之、五十嵐喜子
    • Industrial Property Rights Holder
      戸邉一之、角朝信、小澤龍彦、森寿、吉田知之、五十嵐喜子
    • Industrial Property Rights Type
      特許
    • Filing Date
      2023
    • Acquisition Date
      2023
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Overseas

URL: 

Published: 2023-04-26   Modified: 2024-12-25  

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